沼から上がって、沼に沈める。

休日に会社の人と遊ぶことは基本的にあまりしないのですが、最近服や時計の相談をされることが多くなってきて、珍しく2週続けて後輩とお出かけ。昨日はグランドセイコーを買いたいという後輩と。仕事のお客様で時計屋さんがいるので、事前に連絡して取り置きしておいてもらいました。

後輩くんが選んだのはグリーンベゼルのGMTモデル。筋トレが趣味のゴリゴリ系なので、太い腕に存在感のある時計が似合っていました。デイトの調整などで気を使わなくていいGMTは初めての高級時計にも良いチョイスかもしれません。

大きめの時計に触れるのは久々で、私が最初に買った高級時計であるIWCのアクアタイマーのことを思い出していました。きっと彼もこれを機にますます仕事に精を出すことでしょう。言われたことに対して真面目に取り組む後輩くんの姿勢にオボ先輩も刺激をもらっています。

グランドセイコーはマークチョーさんがたくさん愛用されているのを見てから私にとっても常に気になる存在に・・・通称“御神渡り”と呼ばれるSBGY007、店頭にあったモデルの中で個人的に最も気になった存在でした。諏訪湖の自然現象からインスピレーションを受けて作られたこちら、青みを帯びた清廉潔白な顔立ちがとても魅力的。後輩は今回、昇級による差額分で時計を買うんだと言っていましたが、それなら私も同じ原理で買えるかも・・・と危うくツレ時計してしまうところでした。私はNaoya Hidaでアガったんだから・・・。

後輩が「仕事で使うのにもう少し落ち着いたデザインのも欲しくなりますね」と色々と見せてもらっていたので、私がおすすめしたのがSBGW231。以前からGSの中ではお気に入りのモデルで、シンプルな3針ですがストラップを変えるとガラリと印象が変化するカスタマイズしがいのある時計。手に取ると程よく丸みを帯びていて厚みもあり、ほんのりベージュを帯びた文字盤が優しげな雰囲気です。