おかえりバブアー。

Clothes

8月中旬、私はある決心をしました。

MARGARET HOWELL×Barbour
“Invincible”

2011年、マーガレットハウエルとバブアーが初めてコラボしたシーズンに購入した、私にとって初めてのオイルドコットンジャケット。オイルドコットンという素材を最初に知り、そして同時に憧れを感じたのは、2007年ウィル・スミス主演『アイ・アム・レジェンド』を観た時でした。主演のウィルはこの映画でベルスタッフのオイルドコットンジャケットを着込んでおり、水を弾きながらもゴムともレザーとも違う、不思議な素材のジャケットを着ていて、その格好良さは当時17歳だった私の目に鮮明に焼き付きました。(そしてオイルドコットンジャケットよりも先に、すぐに映画でウィルが穿いていたのと同じベルスタッフのカーゴパンツを購入しました)

そんなわけで元々オイルドコットンに憧れを抱いていた私は、大好きなマーガレットハウエルとのコラボ発売を聞いてすぐに予約しました。いろんなところに着ていったし、大好きな一着となりました。翌年以降もマーガレットとバブアーの別注企画は続いていますが、1stシーズンのInvincibleに対する思い入れが強いからか追加購入などには至らず。

しかしその素材ゆえ、手入れはなかなか大変。長年使っていると裏地はオイルでベタベタになるし、表地もシミなのかカビなのか分からない斑点も出来ている。いつしか着用回数は減り、このままでは処分するかどうにかしないと他の衣類にも影響が出そうだし、何より好きだった服が蔑ろにされている(している)状態が精神衛生上良くない。

何度拭いても浮き出るベトベト
白いシャツに茶色い油が付くとかなりキツイ

そこで「もう十分オイルドコットン満喫したし、これからもう一度活躍させるためにもオイル抜きのクリーニングに出してみよう」と決心がついたのがようやく今年の8月。Webでいろんな業者を調べて、埼玉県にあるクレアンというクリーニング屋に出してみることにしました。綺麗になっておいで。待ってるから。

こんなシミ除去出来るのかな

元々オイル抜きクリーニングの納期は3週間ということでしたが、私のバブアーの状態が悪いのか繁忙期だったのか、結局手元に返ってくるまでに2ヶ月を要しました。とはいえ、途中メールで問い合わせをした際に「シミの除去に手こずっている」という旨のお返事もいただいていたし、オフシーズンで使う予定もなかったので気長に待っていました。そしてバブアーシーズン到来という今日この頃、いよいよ綺麗になったバブアーが帰ってきました!

大きめの段ボールに入れられて戻ってきたマイバブアー。果たしてその出来栄えは・・・?

おぉ! 綺麗に落ちてるー!! スッピンはこんなにサラサラコットンだったのね。それでもオイルなどが染み込んだレザー部分の表情を見るに、間違いなく私のバブアー。事前にクレアンさんからも聞いていた通り、オイルが落ちてちょっと色が薄くなったね。

シミも綺麗に除去されている
さすがプロの仕事だ

袖口などにあしらわれているコーデュロイについてもとっても綺麗に。ここだけ部分的に洗ったこともあったのですが、やはり丸っとクリーニングに出すと清潔感が違いますね。

羽織ってみるとこんな感じ。インナーを汚す心配が無いだけでこんなにも着やすいのか。何にでも合わせたくなる。

やってみたいなという気持ちはありながら、インナーのみならずアウターまで汚しちゃう危険があった重ね着だって! コヒーレンスのトレンチコートの下に着込んでもいい感じ。フードは外に出して、袖捲っちゃったりしてさ。

ジャケットの上に、コートの下に・・・一着のバブアーが綺麗になって帰ってきてくれただけで、この秋冬に合わせる手持ちアイテムの幅がグッと拡がった気がする。2011年には出来なかったようなコーディネートを、今構築されたワードローブでもう一度楽しんでみよう。

こういうのあれば冬も着られるな。

コメント

  1. […] 私の実家では、弟がRRLのミリタリーパッカブルコートを手に入れていました。これは確かに格好良い、そろそろさんが好きそう・・・。ほとんど分からないくらいにさりげなく迷彩柄です。ドローコードの部分はまるで私のハウエルバブアーの様。 […]

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