Another Style

先日、洋服が好きな方々と食事会をしてきました。

お一人は、以前私のブログを読んでくれていることから二度飲みに行っているハンドルネームそろそろさん。そろそろさんの方から「今年度中に飲みに行きませんか」と誘っていただき、今回の企画が始まりました。

最初は二人、次の時は豊橋のsewn shoe makerさんと三人でしたから、次はなんとなく4人かなー・・・と、いうことで、私の方は友人でもあるハンドルネームrainy forestさんを誘い、そろそろさんの方からはハンドルネームいとしゅんさんをご紹介いただきました。

こういう飲み会、いわゆるオフ会というのでしょうか、個人的には4人くらいが限度だと思っています。これ以上増えると一人一人のことが分からないままに終わってしまいそうな気がして。せっかく会うなら服のことだけでなくて人間的な部分のお話をたくさんしたいですからね。

当日は仕事を早く切り上げてじっくり準備をしていく予定が、急遽予定が入ってしまい私は50分ほど遅刻してしまいました。

お店はrainy forestさんが選んでくれました。落ち着いていてゆっくり話すのに丁度いいスペイン料理の美味しいお店でした。ついおしゃべりに夢中になってしまって、料理の写真が一枚もありません。

服や靴が好きで集まった食事会とはいえ、当然仕事の話や近況についてなど、それぞれ全く違う人生を歩んできていますから結構興味深くて、話していたら約3時間、あっという間に過ぎました。

で、終電に合わせてお店を出発・・・本当に楽しい時間でしたが、このまま帰るのではなんだかせっかく各々が気合を入れて選んだ服についてあまりにも触れなさすぎた為、一人一人写真に残すことに。

まずは友人rainy forestさん。

ヴィンテージ衣料とバイカースタイル、トラッドなスーツまで幅広くこなす彼。

Jacket:70s belstaff leather riders (Model:buccaneer).Made in England.
Vest(inner):50s vintage Levi’s Second.
Pants:original design.”Gurkha trousers.”
Shoes:Edward Green.(Model:Gresham)
Hat:Borsalino.(Model:Marengo)
Bag:KENZO Clutch bag.
Accessory:Tiffany & Co.

特にベルスタッフのライダースは突出した格好よさ。映画好きな私も、度々衣装で使われているのを見て大学生のころトラウザースを二本穿いていましたが、ライダースは手が出ないのと着こなせないのでこれまで縁がなく・・・少し妬いてしまうほどの色気がありました。

靴はエドワードグリーンのジョッパーブーツで。旧ロゴ時代の貴重な一足です。

ボルサリーノも新婚旅行の際、かたっぱしから試着してみたのですが・・・なんかしっくりこなくて。顔との相性とか、あるのでしょうね。似合う彼は羨ましいです。

続いてはそろそろさん。この方のスタイルも独特です。

Coat:Rebuild by Needles
Jacket:Nigel Cabourn
Vest:EEL
Knit:TOMORROWLAND
Pants:J.W.Brine
Shoes:Ralph Lauren
Bag:TUSTING
Accessory:Bruce Morgan

ご自身で「節操がない」とおっしゃっていましたが、なかなか誰でも出来る格好ではありません。

ニードルスのコートはその名の通り組み直された一着で、面白い服でした。

靴はクロケット別注ラルフのコードバンギリー。実はたまたまこの日、私もクロケット別注ラルフのコードバンウィングチップのオークションに入札していたのですが、残念ながら手の届かない値まで上がってしまって落札することは出来ず・・・だから余計に格好良く見えました。

「これが落とせなかったらKOKONを見に行く予定でいます」とこの時話していたのですが、後日そのKOKONで思わぬ出会いが・・・この話はまた次のエントリーで。

このお方は今回初めましてでした、いとしゅんさん。お名前はInstagramなどで見たことがあったのですが、会ってみて驚きました・・・なんと御年20歳の青年でした。成人式を終えて間もないというのにこの貫禄です。人間的にも非常に落ち着いていて話していて気持ちの良い方でした。気が合いそう・・・。

A-2 jacket:buzzricksons
2nd denim jacket:full count
Tie:polo ralph lauren
OXBD shirt:brooks brothers
Chinos:buzzricksons
Shoes:makers
Bag:the superior labor
Tie accessories:usmc&vintage anson
Pocket Watch:water

トラッドな装いですが、ブランドに振り回されず、質実剛健で確かな作りのアイテムばかり。メイカーズのコードバンエプロンフロントダービーが良い味を出していて、きっといとしゅんさんの生涯の相棒になることだろうと思います。

最後に私も撮ってもらったので載せておきます。遅刻遅刻・・・!と家で騒ぎながら5分ほどでスーツから着替えましたが、あらかじめ着ていくものはこれで決めていました。

Blazer:Fumiya Hirano
Knit:MARGARET HOWELL
Pant:UNIQLO
Shoes:Bolero
Bag:Cellerini
Watch:IWC
Accessories:Indian jewelry selected by rainy forest

フミヤさんに作ってもらったダブルブレステッド、こうしていろんな角度から撮ってもらったのはそういえば初めてでしたので横からの写真も載せておきます。着ていて感じるのはとにかく動きやすいという点ですが、お三方からは「肩周りが特に格好良い」と褒めてもらえました。

パンツに関してはユニクロのセルヴィッジブラックデニム。年始に妻から「ハイとローを上手に組み合わせることができるのが本当の洒落者」と言われてから、今年のテーマでもありますロープライスアイテムの積極的な採用。そもそも結婚式や新婚旅行などでお金がたくさんかかって資金難なことももちろんありますが、このデニムは優秀です。Instagramの方に書いたかもしれませんが、黒い細身のデニムは今後これ一本あればいいと思わせるほどです。

チェレリーニは新婚旅行でゲットしてからというもの大のお気に入り。「ビニールなの?」と冗談を言われるほどスベスベで柔らかいカーフに我ながらため息が出ます。

靴はおなじみのBolero。迷いましたが、今回はブーツではなくオックスフォードの一足を手に取りました。

新参者はマーガレットハウエル別注のジョンスメドレー。シーアイランドコットン製のタートルネックです。私が長年通ってきたマーガレットハウエル名鉄の閉店にショックを受けて、最後だから記念に・・・と買った一着。フミヤさんのブレザーにはシャツとタイでビシッと決めるのがセオリーなのでしょうが、あまり気張りすぎた装いは好きではないため、手持ちの中ではもう一着、ウールでネイビーのスメドレータートルネックなどを合わせることが多いです。

それと右手につけている以前紹介したゴールドのバングルは、実は今回ご一緒したrainy forestさんの選定によるものです。

というわけで、参加者の一人の言葉を借りるならば実に“freak”な人たちの集まりでしたが、やはり共通の趣味の友人というのは貴重な存在です。今年はブログ開設5周年ということで、外との関わりも出来るだけ積極的に持っていこうと考えておりますので、その際にはまた集まれたらいいな・・・と。楽しみですね。

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