オボイストトラウザーズの店頭サンプルが全て完成いたしました。西村さんが私の自宅付近まで持ってきてくださり、来週お店に伺うまでお預かりすることになりました。せっかくですので、インスタLIVEで一つずつご紹介いたしましたが、ブログでも詳しく見ていきたいと思います。なお、インスタLIVEの模様につきましてはこちらのアーカイブに残してありますので、未視聴の方は一度ご覧いただいてから本エントリーをお読みいただけると、各素材へのより深い理解に繋がるかと思いますのでよろしくお願いいたします。
サンプルは当初私と西村さんのサイズでそれぞれウールデニム一本ずつのみの予定でしたが、北海道東京大阪の各店舗でもお客様にご覧いただけるように追加で作成したのが三本。左の二本が西村さんサイズ、一番右が私のサイズになります。
それでは一本ずつ。まずは今回のメイン素材であるウールデニムのブラックを改めて。しばらく穿いておりますが、シワや汚れが目立ちにくく扱いやすい素材です。オプションでピンタックを追加していますが、この生地とピンタックは非常に相性が良いと思います。
続きまして、私がおかわりしたバックサージサテンのダークブラウン。今回サンプルで作った中で唯一の混紡生地になります(ウール70%:コットン30%)。こちらのみフロントのピンタックは無しで作りました。420g/mの重量級の生地ですので、ピンタックを追加すると少しもたつく感じが出るかもしれません。
バックサージサテンのオボトラ、早速穿いてみました。ウールデニム以上にどっしりとした重みがあり、しっかりと打ち込まれた生地ですので安心感があります。生地自体に光沢感があり、頑強な生地でありながらも上品さも兼ね備えた素晴らしい素材です。こちらはウールデニムのサンプルよりも裾幅を5mm絞り、ダブル幅は逆に5mm広くしてみました。
続きまして、個人的に今もう一本買うなら絶対コレという2021A/Wの新作・トリプルツイスト。バンチで見るとツイーディな表情に見えますが、実際パンツに仕上がってみるとフランネルの方が感覚的に近い生地かと思います。写真二枚目をご覧いただくと多少伝わるかと思いますが、三つ杢の生地は無地でありながら色合いに奥行きがありとても雰囲気が良いです。色展開も豊富で、こちらのダークグリーンを含めて全6色ございます。サンプルはピンタック入り。
最後にこちら、カバートクロス。別名キャバルリークロスと呼ばれるこちらはワークテイスト溢れる丈夫な生地、近くで見ると斜めに入る織り柄が割とはっきりと見えるのが特徴です。ちょうど名古屋のお客様から今日オーダーが入ったようです。これの別色にあるロイヤルネイビーもとても鮮やかで良い色合いですのでオススメ。こちらもピンタック有り。
バックサージサテンとトリプルツイストはボタンフライ、カバートクロスはジップフライになっています。ボタンフライの場合は3,000円アップチャージになりますが、個人的にはクラシックなボタンフライがオススメ。
現在オボイストトラウザーズは全国で6本が受注済み、来週一緒にオーダーに行ったり個別に「これから買います」と連絡いただいている方を含めると現時点で10数本動いております。出だしとしてはまずまず好調、10月初旬には各店舗にこれらのサンプルを送付いたしますので、是非実際にご覧いただいて、生地選びや仕様決めなどオーダーならではの楽しみ方でオボトラを楽しんでいただければ幸いです。ご質問等ございましたら、何なりとコメント・メッセージください。よろしくお願いします！
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