ビスポークみんなで飛べば怖くない

EDO&YUMEKA×Oboist

1ヶ月ほど前、オボイストモデルやオボイストシャツ、オボイストアートスカーフなどのオーナーであるさとしさんから「Lapelで2足目のビスポークシューズをオーダーしたいから付き合ってほしい」とに連絡をいただき、「せっかくだからパストラルも行こうよ」ということで半日行動を共にすることに。本当ならオボイストトラウザーズなどを穿いて宣伝しなきゃいけないところなのでしょうが、当面の間は週に一回は穿いていきたいFendartのデニムを選んでしまいました。文二郎のビーバーハットにevamevaのカシミアニット、MELTのスカーフにチェリーニと眼鏡はmasunaga。

さとしさんが車を出してくれたので、珍しく助手席に座って。首元にはオボイストアートスカーフの第一弾を着けてきてくれた彼、NUDAVERITASのオレンジもオーダーしてくれました。

さとしさんのオススメでランチはアメリカの雰囲気漂うハンバーガーショップへ。ふわふわのバンズに肉肉しいパテが入った絶品バーガーをドクターペッパーで流し込みながら「Lapelではどんな靴をオーダーするの?」と会話が弾みます。

オボイストモデルを履いたさとしさんは「レイジーマンにしようと思ってたんだけど、カジュアルな服装にも合うデザインの方がいいかなと思ってきて・・・」とお悩みの様子。私はちょうどジーパンにBoleroで仕立てた5アイレットブルーチャーを履いていたのでお見せしながら、外羽根の靴良いかもねなどと迷いつつ移動します。この日急遽連絡いただきおかてつさんも一緒に行くことになったので、彼を駅で拾っていよいよLapelへ。

一隆堂のマスターはミステリー本がお好きだそうで、この前話していた時に何冊かオススメをお貸しする約束をしていたので今朝選定して持っていきました。と言っても「被害者を殺した犯人は誰だ」と言った流れのミステリーはあんまり読まないので、芦沢央と井上荒野を1冊ずつ、もう2冊はもはやミステリーでもなんでもないただの私の推し作家の作品です。千早茜『神様の暇つぶし』はサイン本。マスターの趣味に合えば嬉しいけど。

履いてきたオボモと別で持って来ていたファーストビスポークの内羽根ウィングチップ。納品時にご一緒して以来でしたが、履きこまれて随分と格好良くなっていました。「Lapelもオボモも気に入りすぎて週に2回は履いてます」とのこと、全天候型のオボモと特別感のあるビスポーク、良いですね♪

船越さんがコーヒーを淹れてくれる間もどんなデザインにしようか悩んでいるさとしさん。ヴィンテージのリネンジャケットがとてもよく似合っています。スカーフとも相性抜群ですね! 

この日持って来ていたEDOandYUMEKAコラボスカーフ第二弾のサンプルを見ながら盛り上がります。さとしさんはオレンジをオーダーしてくれていましたが、おかてつさんも実はオレンジで・・・笑 みんなで同じスカーフを着けて集まるのも面白いかもしれません。野崎染色さんになんとかクリスマスまでにとお願いをしておりますが、皆様のお手元に届くのは年末ギリギリくらいになってしまうかもしれません。到着し次第お送りしますね!

元々はレイジーマンを頼む予定でストックしていたこちらの革、アノネイのボカルーなのですがかなり前のものだそうで、現在のボカルーと比べると顔料がそれほど乗っておらず非常に柔らかい良い革でした。「Uチップが良いかな」とさとしさんが仰ったので、私のBoleroを見せながら「この革でUチップならステッチ生成りにしたら?」と提案しそのまま決定。細かい仕様についてはある程度船越さんにお任せで作っていただくことに。くぅ〜羨ましいぞ!

「何か気になるところありますか?」と船越さんに聞かれながら再度採寸していきます。最初は特に不満点なども思い浮かばなかったさとしさんですが、船越さんが触診しながら「この辺当たりませんか?」などと言われてようやく「言われてみれば確かに」などと答えていきます。このやりとりから、1足目で既に素晴らしいフィッティングであることが伺えますね。次回作でどのような進化を見せるのか非常に楽しみです。

最後に4人でシューサークルを作って一応撮影。「これ初めてやる〜」と船越さん、良い感じにみんな個性的な靴ばかり、良い写真が撮れました。

ところ変わって丸の内のパストラルへ。西村さんとさとしさんは初めましてでしたので軽くアンケートを記入いただき、御幸生地のバンチをめくっていきます。仕事でスーツを着る機会がないというさとしさんはこうしたバンチをじっくり見るのも初めてだったそうで「面白いですね!」と片っ端からチェックしていきます。今度ご友人の結婚式に出席するようにスーツが欲しいそうですが、とりあえず今日は見学で・・・と事前に伺っていたので我々もその様子を見守ります。

・・・そうなんですよ、見守るだけのはずだったんですよ。そうなんだけど、めくっている途中で目に入ってしまった御幸毛織のブラックウォッチに私自身が心奪われてしまいまして^^; ブラックウォッチは前にも西村さんに「ありませんか?」と聞いたことがあったのですが、その時はインポートのものしかなくて。せっかく御幸で作るなら御幸の生地がいいしと思ってやめたのですが、今シーズンになってまさかの仲間入り、それもこの絶妙に控えめで上品な生地で! いつだったか、私にFumiya Hiranoさんを紹介してくれたマルティニークのOさんが着ているのを見てからずっと憧れていたブラックウォッチ、つい最近妻が大好きなBTSのメンバーが全員ブラックウォッチの衣装で歌う姿を見て「今度この柄で作ればいいじゃん」と唆されていたのも手伝って、なぜか私がオボトラをオーダーする流れに。

で、オボトラにはボタンこれかなー・・・なんて選んでいたらですね、ジャケットも欲しくなってきちゃいましてね。「この生地は次あるか分からないし、実はもうすぐねあg・・・ゴニョゴニョ」という西村さんの悪魔の囁きに突き落とされて、セットアップでオーダーしてしまいました。いや、言い訳させていただくとですね、オボイストジャケットのシングルVer.のサンプルが必要だと思っていたんですよ。ダブルももちろん格好いいのだけど、シングルだとどんな感じになるのかやっぱり皆さまに見ていただく必要もあるかなって。

というわけで、上はオボイストジャケットのシングル仕様で頼んできました。ボタンはメタルボタンのシルバー?燻銀?です。ゴールドも素敵だけどちょっと主張が強いかなと思って写真上段右のものを選びました。

とかなんとかやっていたら「やばい、自分も欲しくなって来ちゃいました!」と何故かこちらも付き添いだったはずのおかてつさんまでオボイストトラウザーズを同じ生地でオーダー!笑 僕たち今日脇役のはずなのに何やってんだか笑 仕方ないですよね、本当に格好いい生地だったんだから。

ちなみに先週オボイストジャケットとオボイストトラウザーズを納品した汗だくさんもこのブラックウォッチを狙っていたということを西村さんから聞いて、帰り道にLINEしてみたところ「まだ生地ありますか?すぐ連絡しようかな」と悩んでいらっしゃいました。御幸のブラックウォッチ、オボイスト界隈で盛り上がってます。気になる方は是非ミユキクラフツスーツ各店へお問い合わせください。

そんなわけで、結局誰も無傷では済まなかった連れオーダーday、肝心なさとしさんは来月またゆっくり再訪し3ピースで誂えるご予定です。服仲間と一緒に行くのは危険だということがよく分かった一日でした、ブラックウォッチ納品楽しみだな〜♪

コメント

タイトルとURLをコピーしました