Lapelの写真展

Diary

急に寒くなりましたね。MELTのヤクウールストールが活躍する季節です。大活躍のテイメントレンチ、コットンフランネルのオボイストシャツに合わせました。

デボンファクチュールのコーデュロイパンツに180midnightです。ローファーなのに寒くなると履きたくなる靴。

今日は妻が仕事でしたので、レトロな喫茶店で一人昼食を摂り目的地へ。

最近よく来るラペル。今日はEDO&YUMEKAさんの写真作品が展示販売されていたり、豊田市の靴磨き職人が在店していたりと面白そうなイベントが開催されるということで遊びに来てみました。

日常が切り取られた様々な写真をコラージュした作品が並びます。ラペルさんから程近いアングルというホテルでも同時開催されているとのことで、ここにあるのは全体の4割ほどの作品。

T.A.N.Sのホンダさんが靴を磨いている最中でした。私が伺ったタイミングは非常に混雑していたので、船越さんに案内してもらう形で先にアングルへ。

元々カメラ屋さんだったのを改装して全6部屋のマイクロホテルにしたというアングルさん。1階のスペースでは毎週のように様々なイベントが開催されているそうです。

中でも一枚の写真がとても気に入り、船越さんがホテルの方とお話ししている間ずっと見ていました。どうにも気になるので「この写真って・・・」と船越さんに伺うと、プリンターがインク切れを起こして偶然半分だけブルーになった写真とのこと。なんだか運命的なものを感じたのでこれも縁だといただくことにしました。

我が家に飾る初めてのEDO&YUMEKA作品です。絵ではありませんが、二人の絵画に通ずる緊張感のある一枚。あとから聞くとEDOさんのお気に入りでもあったそうです。

アングルからラペルへの帰り道、ボレロの渡邊さんもお気に入りだという隠れ家的アンティークショップに寄り、その後はラペルの入るビルの1階のコーヒーショップへ。入ってすぐのところに飾られていた絵にまたしても釘付けに。ラペルのものよりもひと回り大きく、この写真では全然分かりませんが立体感を持って迫ってくるような絵です。気になる方は一隆堂さんへコーヒーを飲みがてら見に行ってみてください。船越さんはこの絵がきっかけでEDOさんと知り合い、絵を依頼するようになったとのことでした。

ラペルへ戻ると程なくしてYUMEKAさんが、その後EDOさんが現れました。YUMEKAさんは学生時代の同級生だという女性といらっしゃいました。

ラペルのアトリエでももう一枚気になる作品が。他のものと違って和紙にプリントされたこちらは、最近よく飲んでいる二人のオリジナルコーヒーのパッケージにも使われている作品。今回は10枚限定ということで、こちらもお願いしてきました。写真展は今週いっぱい開催されているようですので、来週以降に受け取ることに。シリアルナンバーが何番になるのかも楽しみです。

お客様の波が引いたところでmidnightを磨いてもらうことに。ホンダさんはGLAYAGE KYOTOの樺澤さんと同じくAVEL社公認のサフィールシューケアトレーナーということで、樺澤さんとも面識があるということでした。

スエードとカーフのコンビという一癖あって磨きにくい靴を丁寧にケアしてくださるホンダさん。「この靴は個人的な考えでは鏡面にしないほうが良いと思いますがどうしましょうか」と提案され、私も全く同意見でしたのでお任せで。コバをヤスリで整え、カーフにはクリームを、スエード面にはスプレーで、順番を考えながらケアされていました。なんと元々は芸人だったというホンダさん、TVでも有名なあのコンビと同期だそうで・・・靴磨き職人としては異色の経歴ですが、話していても面白くてキャラが立っているので意外な印象は受けませんでした。

そして仕上がったのがこちら。うん、良い感じに底光りしています。midnightの良さが引き立つ上品な磨きです、ありがとうございました。

今日はラペルだけでなくこの辺りの街全体がイベントdayのようで、ビスポークシューズメーカーや靴磨きなどに普段触れる機会のない方々もたくさんご来店されていました。靴磨きについては皆さん興味深そうにその所作を眺めていて「なんだかずっと見ていられますね」と仰る女性も。船越さんがこうしたイベントをされる際のポリシーについても伺いましたが、非常に共感出来る考え方をされていてますます好きになりました。この場所に絶えず人が巡っている理由が分かった気がします。

この真ん中の作品は
先日我が家にも遊びに来てくれたお坊さんのヒロナカさんが購入されたそうです。

このイベントに合わせてラペルが作られたカードケース。縫い目は1つもなく折り紙のように革を曲げ、接着し作られています。T.MBHの葉合わせの簡易版とでも呼びましょうか、シルエットは角が取れていて手に優しい。主にイルチアのラディカ(ミュージアムカーフ)を使った個体が多かったですが、全て手で触ってピンと来たのはエルバマットを使った唯一のミディアムブラウンのものでした。

フラップを差し込む形になっています。簡単な形状ですが、私もちょうど今カード類をFugeeの札入れに入れて使っていてカードケースが欲しかったところでしたのでいただくことに。Lapelで靴はなかなか頼めませんが、船越さんの作品がコレクションに加わり無性に嬉しくなります。

「実は同じ革のものを僕も使っているんですよ」と船越さんが見せてくれました。左が使い込まれたものです、油分が豊富なエルバマットは経年変化も現れやすく育て甲斐があります。厚みのある革ですが、使いやすいように薄く漉いてちょうど良いもっちり感です。

EDOさんのコーヒーもなくなったところでしたので追加を。いつもとレーベルが違うのは豆が異なるから。冬をイメージして黒い紙袋に青い絵だそうです。どんな味がするのか、自宅に着いたら早速挽いて飲んでみよう。

今日は夕方から予定があったのでこの辺りでお暇を。漆塗りに変わったラペルの看板。また近く、和紙の絵を受け取りに行きます。皆さんのおかげで充実した1日になりました、ありがとうございました。

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