前回8月に開催されたFumiya Hiranoの名古屋トランクショーでしたが、今回は少し短いスパンで再びトランクショーを開催され、私も頼んでいるジャケットの仮縫いとシャツの受け取りに伺ってきました。
「さっきまで渡邊さん、いらっしゃったんですよ」とフミヤさん。なんとボレロの渡邊さんも、自身初となるビスポークスーツをフミヤさんにオーダーされたそうで、私が来る直前まで仮縫いに来られていたそうなのです。フミヤさんから「終わってからよろしければ3人で軽くご飯でもどうですか」と誘っていただき、もちろんご一緒することにしました。私が断るわけないって渡邊さんも分かってるはずだから部屋で待っててくれても一向に構わないのですが、仮縫いや納品といったフミヤさんの仕事時間だけはきちんと席を外す生真面目さが渡邊さんらしくて。
「今日はサクッと仮縫いして、後ほど渡邊さんも交えて色々話しましょう」ということで、まずは納品となるシャツをチェック。Fumiya Hiranoのシャツは日本に帰ってきてから展開されている商品ですが、結果から申し上げるととてつもなくオススメのシャツでしたので、こちらについては別記事でじっくりご紹介したいと思います。
シャツはサイズの面でも全く不満なし。とても美しいタブカラーシャツが出来上がりました。この日のパンツはオボイストトラウザーズです。
続いてジャケットをチェック。バンチの状態ではイメージがつきにくかったですが、仕立ててみると想像以上に格好良いですし案外合わせやすそうです。期待に胸が膨らみます。
既に腕を外した後の仮縫い写真で恐縮ですが、いつもながら男らしい胸回りと高い位置で絞られたウェストがFumiyaさんスタイル。加齢とともに(とほほ)肉のつき方も変化しているようで、ジャケットについてはいくつかの点で修正をしていただきました。
これは思わぬご提案でしたが「前回のジャケットを踏襲して段返り3つボタンラペル幅8.5で予定していましたが、2つボタンで9.0に変更してみませんか」とアドバイスをいただきました。これまでFumiyaさんのジャケットは3つボタンばかりでしたので、実験も兼ねて今回はFumiyaさんのアドバイス通りに変更することに。
他にも気になる生地がゴロゴロしていましたが、渡邊さんがロビーで待ってくれているとのことでしたので深入りせずに済みました笑 写真だけ何枚か撮らせてもらって仮縫いは終了。
渡邊さんが待つロビーへ降りるエレベーターで、フミヤさんもボレロ3足目をオーダーされていることが発覚。コードバン素材を使ったモカ縫いのタッセルローファーだそうですが、とてもエレガントな一足になりそう。こちらも完成が自分のことのように楽しみです。
二人はとても気が合うようで、先日もフミヤさんのアトリエでボレロのオーダー会も開かれていましたし、仲良くしてくれているので私までなんだか嬉しいです。渡邊さんのグレーストライプスーツも楽しみですね!
「ちょうど用事があった帰りで・・・」と大きなカバンに仕事道具を詰め込んだ渡邊さん。最近仲良くしてもらっているEDO&YUMEKAさんについてなど話したいことはたくさん。全然時間は足りません。
フミヤさんの若かりし頃の厳しい修行のお話や、なかなか普通には聞くことの出来ない話題も。いろんな苦労を乗り越えてきたフミヤさん、こうして3人で話している間にも、海外からバンバン連絡が来て受注していました。ご活躍が嬉しい反面、働きすぎて倒れないかだけが心配です。久しぶりに連休をとってリラックスするということでしたから、束の間でもゆっくりしていただきたいです。
渡邊さんには今度時計の修理屋さんへ連れて行ってもらいます。チェリーニが少々調子が悪いので、以前渡邊さんがエルメスのヴィンテージ時計を直してもらった修理屋さんを教えてもらおうと思っていたのです。近々またお会い出来るはずです、無事直りますように。
というわけで、ジャケットについてはあと半年ほどで完成かな、ちょうど次の春夏には使うことが出来そうです。フミヤさん渡邊さん、いつも遊んでいただいてありがとうございます。楽しい時間をありがとうございました♪
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