朋友は六弦に叶う ②

Diary

マルヤスを出た後はゲストと合流するために名古屋駅へ。約2年振りに雨降太郎さんとお会いし、おかてつさんとの3人でディナーへ。既に名古屋でのお仕事を終えられた太郎さん、この日はラファニエロでビスポークされたヘリンボーンの生地にガジアーノ&ガーリングの靴を合わせていて、長年の経験からくる大人の余裕が漂っていて本当に格好良いです。私なんかはまだまだ洋服が先行してしまって着られている感が出てしまうのですが、太郎さんの肩肘張っていないのにハマるところがバチっとハマっている感じ、色々着てきたからこそのものだと思います。

胸に差してあるのはガンコスのペッカリーグローブですね、私も同じものの色違いを持っていますが、こんな風に自然体では差せない。。。

太郎さんが連れていってくれた会員制レストランに入ってからは、個室でゆったりと食事をしながらお互いの近況報告など。私やおかてつさんよりもずっと社会の先輩でいらっしゃる太郎さんのお話は、ただ聞いているだけでも大変勉強になります。私は服や靴が好きではありますが、実際にお会いした人とそれについてばかり話していることが出来るほどのオタク気質ではない(と自分では思っている)ので、太郎さんとは服飾好きという共通のベースがありながらも、家庭を大切にされていて仕事に対する姿勢も格好よく、本当に尊敬するポイントばかりですので、時間はあっという間に過ぎてしまいました。

一度実物を見てみたいと思っていたサクソニア、35㎜のケースサイズは太郎さんのお身体のサイズや洋服の雰囲気に完全に馴染んでいて、小振りな時計ですがゴールドケースのためずっしりとした重さもあり所有欲も十分に満たしてくれそう。おかてつさんのノモスと3つ並べて写真を撮りました。

ランゲの4分の3プレート。私はチェリーニもTYPE1Cも裏蓋が透けていないので機械を眺めるということがありませんが、こうして見ると美しい景色だなあと。

コース料理は最後まで絶品で、想像していたよりも品数も多くおなか一杯になりました。最近はほとんど外でお酒を飲むことのない私ですが、この日は太郎さんとの再会が嬉しくて(あとボトルキープされている太郎さんのウィスキーが美味しくて)3,4杯ハイボールをいただきました。元から弱いのに飲まなくなってからますます弱体化した私は、普段なら酔っぱらって鞄を失くしてしまうところですが(トラウマ)、話に夢中だったおかげか全然酔いませんでした。

太郎さんも増永眼鏡の愛用者です。高田賢三デザインの高級ラインMASUNAGA K三のモデルで、テンプルの先には家紋の桔梗(キキョウ)がデザインされており、フレーム各所にも彫金が施されていて非常に高級感のある眼鏡でした。私のシンプルなモデルと比べるとまるで親子のようです。

レスレストンのビスポークシャツ、まるすけさんも絶賛していたし私もいつか経験してみたいなあ。マルヤスシャツで十分すぎるほど満足しているのですが、また別物として。

大阪までこのまま帰られるという太郎さんを名古屋駅までお送りし、またお会いしましょうと握手を交わしてお別れしました。大阪で会いたい方も他にいるので、今度は私が出向かないとな。私も会員制レストランの会員になれるくらいまでは早く出世しないと。いつも書いていることですが、憧れの存在が憧れであり続けてくれるというのは本当にありがたくて幸運なことです。これからも精進します、いつか私も太郎さんのような格好良い大人になれるように。

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