『ミウラな日々』さん&友人Zさん名古屋公演 ①

Diary

3月は愛知県外からのゲストをお迎えする機会が複数回あります。昨日は私がファシリテーターとなり、念願かなってお会い出来ることを大変楽しみにしていた大物ゲストと共にオボイスト的名古屋の名所ツアーを開催しました。今回は出来上がったばかりの丸襟クレリックシャツを着ようと決めておりましたので、その他のアイテムも比較的スムーズに決定しました。フミヤヒラノの1stビスポークブレザーにドレイクスのネクタイ、オボイストトラウザーズ。初めましての方とお会いする際、その出会いが大切なものになるであろうと確信している時には、私は決まってこのH.レッサーの生地を使ったブレザーを着るようにしています。

ミウラな日々』のミウラさん&友人Zさん、北海道からはるばる名古屋までいらっしゃいませ! 革靴好きでこのブログを知らない方はおそらくいないのでは? 友人Zさんはミウラさんとの海外旅行記ではお馴染みの登場人物で、『ミウラな日々』の一読者の私にとっては二人とも有名タレントのような存在。ミウラさんによると私とミウラさんが最初にコンタクトしたのはなんと6,7年前になるそうです。ようやく願いが叶いました。ミウラさんも実はこうしてSNSやブログの知人とリアルで会うのは初めてだそうで、恐れ多くも私を一人目に選んでいただき恐悦至極に存じます。

お二人のご宿泊先に車でお迎えにあがり、まずはご希望の観光先である名古屋城へ。Zさんは歴史的建造物に特に惹かれるものがあるそうですが、実は私は愛知県に住みながら名古屋城にいった記憶がなく・・・笑 3人揃って初めての名古屋城、開園と同時に突入です。

お付き合いが長いこともあってお二人の軽妙なやりとりはベテラン漫才コンビのようで、一日中聞いていても飽きずに終始笑っておりました笑 「北海道と比べて暖かいと思いきや、名古屋も結構寒いですね!」とミウラさんはダウンジャケットを着用、ZさんはマーカウェアのワイドなパンツにMA-1を合わせていらっしゃいました。

ミウラさんはガジアーノ&ガーリングの型押し革外羽根ウィングチップ、ZさんはJ.M.WESTONのゴルフにキルトタンを着けて流石の履きこなし。ちなみにソックスは土壇場で打ち合わせを裏切って(?)Zさんがブルーのソックスに変更されたせいで(??)、お揃いのブルーです。

このミウラさんのG&Gは手に入れられた時に衝撃的に格好良く見えて思わずコメントした覚えがあります。G&G特有の色気がカントリーなテイストのディテールと調和して絶妙なバランスに仕上がっています。こういう両性具有的な靴に私は弱いみたい。お二人からはG&Gを手に入れる際の秘話などについてもお話を伺うことができ、ブログだけでは見えてこない裏側のストーリーが聞けるのはオフラインならでは。

偶然修繕中の区域が多い名古屋城ですが、朝の散歩コースにはちょうど良い内容でした。Zさんは「桜が咲いていなくても、天守閣に登れなくても、僕はあんまり気にしないというかありのままが一番」と仰っていて、ミウラさんと侘び寂びの文化について語り合っておられました。

城壁については石の並び方や苔の様子などから、当時のオリジナルなのか再建されたものなのかの判別も何となくつくということで、見分け方を教えてもらいながら色々と眺めてみると今まで特に目に留まらなかった風景が奥行き感を持って迫ってきます。こういうところはやはり詳しい方とくるのが一番ですね。

名古屋城以降の目的地は完全に私のおすすめスポット巡り。服好きのお二人になんと言ってもまず体感いただきたかったマルヤスへ。お二人の洋服の趣向などを道中伺いながら、私もご提案するシャツの形などに考えを巡らせて。

お馴染みのこの景色にもミウラさんたちがいるとまた違って見えます。安井さんも北海道からお越しのお二人に、いつも通りの笑顔と優しさの滲み出る接客でお出迎えしてくれました。

たんまりあるデッドストック生地を見ながら悩むZさん。普段の服装を伺うとオボイストプルオーバーシャツのブラックフランネルがお似合いになるのではと写真を見せて提案すると「最高です、これにします」と即断。後は採寸・・・かと思いきや、頭はすでに2着目の構想に切り替わっているようで次々に生地を手にとって悩み始めます。北海道からの刺客、恐ろしや。

一方でミウラさんも、マネキンに着させていたオボイストシャツのMサイズサンプルをご試着いただいたところサイズ感がピッタリ。デザインも気に入っていただき、ミウラさんもオボイストシャツをオーダーしてくれることに。

そしてその様子を撮影するZさん。「いっつもこうしてミウラに撮らされるんですけどね、旅の後にミウラがまとめるムービーとかで改めてみると、案外良いんすよ」とZさんがおっしゃる通り、後日ミウラさんが送ってくれた一日の流れをまとめた動画はその場の空気感までそのまま密閉保存されているようで、思い出に浸るのには文章以上に動画も良いなと。

普段は初見のお店に行った日に買い物をすることはまずないというミウラさんですが、ご試着いただいたオボイストシャツがしっくりきたようでブルーペーンの入ったグレーチェックのフランネル生地でオーダーをいただきました。Zさんは迷われた結果、プルオーバーともう一枚デッドストックのインクブルーの生地で小さめの襟型でシャツをオーダー。安井さんに手際よく採寸していただき、約2週間後に完成です。どんなシャツに仕上がるか、私も楽しみで仕方がありません。(続く)

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