aldex × Oboist 始動。

aldex × Oboist

みなさま、ゴールデンウィークはいかがお過ごしでしたでしょうか。私は会社の都合で例年と比べると3倍近く長い連休で、ここぞとばかりに遊びまくっています。ブログにアップする間も無く体力が尽き果て寝てしまう始末で、更新をサボっておりました。申し訳ありません。長い連休も終わりが見えてきて、時系列に沿って旅行の記事などもアップしたいところですが、まずはいち早くお伝えしたい本日の出来事から。

私は今日、先月半ばにまゆこんさんのご紹介で出会ったアルデックスの小島さんを再度訪ねていきました。目的は主に二つ。私の大切な後輩の一人であるいとしゅん君と小島さんを引き合わせるため、そしてもう一つがアルデックス×オボイストの打ち合わせのためです。

小島さんといとしゅんの関係についてですが、いとしゅんが大学生の頃に同級生の中で一際目立っていた洋服好きの方がいて、それがなんと現在は靴職人として活躍されている小島さんの弟さんだったということです。弟さんとは当時の服好きが集まって写真撮影をする機会に知り合ったそうですが、いとしゅんはいとしゅんで学生時代から既にほぼ自分のスタイルが完成していたような子ですから逆に弟さん側からもお洒落な人認定をされていて、お兄さんである小島さんにも話をしていたとのこと。お互い一回会ってみたいなと思っていながらも機会がなかったところに、先に私が小島さんとコンタクトしたという経緯です。世間、狭すぎ。

この前伺った時にはなかったサンプルもいくつか置いてあり、二人とも試着させていただきます。アメトラがベースにありながらクラシコイタリアスタイルに憧れるいとしゅんに、アルデックスの提案しているスタイルは合わないわけがなくどれを着てもばっちり似合っていました。

二人が繋がってくれたことも嬉しいのですが、私の今日の本題はこっちでした、コラボサファリジャケット。前回のブログでもちょっと匂わせた記述は盛り込んだのでお察しの方も多かったかとは思いますが「パストラルが閉まってしまったタイミングで読者様のご紹介で出会ったスーツ職人が、実は私の活動に興味を持って見てくれていてしかも後輩とも縁があった」なんてちょっと出来過ぎですよね、ちょっとベタすぎてまるで2時間ドラマの脚本のようです。「せっかくのご縁ですので、何かやりたいですね」と前回訪問時に話してから、私はすぐに今自分が一番欲しいジャケットはなんだろうと考えて、早速いつもの通り妹(本業:ニットデザイナー)に連絡をしイメージを絵に描いてもらい事前に小島さんに送ってありました。タイトルはズバリ“オボイストシティサファリジャケット”です。コテコテのサファリだと私のスタイルには合わせにくいので、なるべくシンプルにスッキリとした表情のサファリジャケットを作りたく、ポケットのフラップは無しにして、小島さんからの提案でフロントは比翼仕立てでボタン類もなるべく見えないように。

この絵を送ってあったので、今回小島さんはサファリジャケットのサンプルを二つ用意してくれていました。一つはいとしゅんが着ているチェック柄の主張強めのもの、もう一つはベージュのリネン生地で仕立てた軽く柔らかな仕立てのもの。私も試着してみながら小島さんとイメージを擦り合せます。

使いたい生地については前回訪問時に小島さんのおすすめもあり完全に心を奪われたドラッパーズのヘリンボーンがあり私はそれを使おうかと。コラボモデルとして展開する際にはこの生地を主軸に据えながら、その他二人でシティサファリの世界観にマッチする生地をいくつかピックアップし、選択肢を設ける方法を取ろうかと今の段階では話しています。もちろん全てのバンチブックをご自身でめくっていただいて生地を選ぶのも楽しいのですが、通常のジャケットとは違ってサファリジャケットですから、やはり生地によって合う合わないが出てくると思うんですよね。生地を知り尽くしたマニアの小島さん提案の生地の中から選ぶことができるならば、読者の方がオーダーするにあたっても失敗がなくより満足度を高められるかと考えました。

この後、コラボするにあたっていくつか決めておかなければならないことや、これまでどうやって他の職人や企業とコラボしてきたかを説明します。今回も仕事ではありません、あくまで私の趣味の延長線上にある企画になりますので、いつも通りインセンティブやロイヤリティは無しで。この辺りのことも、今までやってきた事例をまとめた資料を事前に作って小島さんにご一読いただいておいたのでとてもスムーズに。小島さんしかまだ私はアルデックスの社員さんを存じ上げませんが、企業とのコラボである以上「正式なコラボ決定は会社内で確認をしてから」とこの場では言われたのですが、仕事も返信も早い小島さんからアルデックスを発った2時間後には「OKです!」と連絡をいただきました。

お忙しい方のはずなのに「いとしゅんさんもせっかくきたのですから、是非工場の様子も見ていってください」と30分ほどアテンドいただきました。私は2回目ですが、何度聞いても覚えられないほどこだわりの詰まった数多の工程を経て出来上がるシティサファリは、さぞ良いアイテムに仕上がることだろうと改めて確信いたしました。

来週には最終の打ち合わせをして、その後約2ヶ月で商品自体は完成しそうです。受注体制についてやオーダープライスについては現時点では未定のため、決まり次第ブログ・SNSでお知らせするようにいたします。心が躍るようなジャケット、アルデックスさんと作ります。

アルデックスを出てからは、いとしゅんと共にラーメン屋とコーヒー屋へ。ラーメンは汗だくさんおすすめのミシュラン星付き店へ初訪問、二郎系にハマっている私からすると美し過ぎて眩い光を放っているように見える絶品塩ラーメンをいただきました。彼と会うとどうしても仕事の話をしてしまいますが、服好きでもあり仕事の話も通じるという友人は貴重ですから、これからも良いお付き合いが続いていけば良いなと。あと二日しっかり休んで、コラボに集中出来るように休み明けからはまた馬車馬のように働いていきます。

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