一体いつ振りに大手セレクトショップで買い物しただろう。行くこともほとんどないけど買うことなんて数年振りかもしれません。と言ってもオンラインショップではありますが・・・今回の件で反省しました。気にもしていなかったトゥモローランドのタイムセールは今後しっかりチェックしようと。
我らがFumiya Hiranoさんが初期の頃にトゥモローランド限定で展開されていた既製品。つい先シーズン始まったばかりのトラウザーズの既製品やMTOラインは日本国内工場製ですが、この頃トゥモローに置かれていたのは正真正銘Fumiyaさんによるフルハンド、作りも生地もビスポークと同じクオリティのプレタです。価格的にもスーツで40万近く「これならもうちょっと出してビスポークしよう」と当時は手に取ることもありませんでしたが、5〜6年の歳月を経て今回のタイムセールにかかり、まさかの80%オフ。ブログ仲間のまるすけさんが「念の為共有します」とDMをくれていたことに夜中に気付き、ほぼ即決で決済完了していました。
MADE IN UKの表記がFumiyaさんの歴史を感じさせます。サイズはUK40、ヨーロッパでいうところの50くらいのサイズ感。他に残っていたスーツも40サイズが多かったように思います。当時でも日本のトランクショーでオーダーすると納期は1年半でしたから、今考えてみるとサイズさえ合えばこの価格ですぐに手に入る商品が展開されていたのは有り難かったですよね。
ベージュのウールギャバジンにオリーブのライニング、タグなどもビスポークと同じです。InstagramでFumiyaさんが教えてくれましたが「確かハーディミニスの生地だったと思う」とのこと。もう少し固くがっしりとした生地かなと想像していましたが、手に取るととろみのあるラグジュアリーさを感じさせる生地で虜になりました。
当たり前ですが手作りです。格好良い・・・職を辞して一人イギリスに渡ると決めた時はどれほどの決意が必要だったんだろうと、今さらながら考えてしまいます。その結果として今のFumiyaさんがあるわけですから、決断して人生を切り開いていくことの大切さを感じます。
トラウザーズはボタンフライ、ジャケットのマーブル色のホーンボタンとは違いどこか金属っぽいような色をしています。ウェストは少し緩かったですが、このパンツはベルトループ付きでしたので、しばらくはベルトで締めて様子を見ようと思います。昨日早速大須のヨツワヤさんに預けてきましたが、裾はいつも通り4.5cmのダブルで。
直しに出す前にパッと試着してみました。昨日はいとしゅんと出掛けていたので左後ろに写り込んでいます。ジャケットはほぼ完璧に近いフィット感です、袖もほとんどこのままでも良いくらいでしたが1cmだけ詰めることにしました。Fumiya Hiranoの服は肩や胸周りが凛々しくて本当に格好良いです。2015年10月にお会いしてから色々と頼んできましたが、結局8年経っても他のところでビスポークをしたことはありません。それほど惚れ込んでいます。
袖用のボタンは4つ付いていましたが、過去の写真を漁っていたところ3年くらい前にFumiyaさんが似たような色のコットンスーツを3つで仕立てられているのを発見し、こちらを参考に3つでお願いしてきました。お直し完成は2週間後、Tシャツにパナマハットで着るのも良いかもしれません。ベージュの一張羅完成まで楽しみに待ちましょう。
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