THE TRUNK BY OBOIST開店【3日目編】

Diary

3日目は最も本来のTTBOらしい営業が出来た一日と言えるかもしれません。すべての時間にお一人ずつ満遍なく予約が入り、一人一人のお客様にお茶を淹れていろんなお話ししながら店内のご案内が出来ました。スタッフはSewnの隆太さん、Decoの内藤さんと私の3人です。

最初のご来店はM様、ご夫妻でオボイストモデルを愛用いただいている読者さんです。ご自身で焼いたプロ並みのシフォンケーキをお持ちいただき、みんなでいただきながら楽しい時間となりました。会社員でありながらTTBOを立ち上げる経緯を見て、Mさんもダブルワークでのシフォンケーキ専門店の開店を検討しているそうです。まだ私は始まったばかりで偉そうなことは言えませんし、大変なこともたくさんあると思いますが、是非応援したいです。実際に自分でやってみないと分からないことが山ほどあります。それだけでも私は、今後どんなことになろうともTTBOを設立して良かったと思うことが出来ます。

MさんにはTOBARIをご試着いただき、とても気に入っていただいているのですがこの日はご予定もあり後日また・・・ということになりました。Mさんとお話ししていると、次のお客様がご来店されました。大阪でお会いしたのーすまうんてんさんです。このブログの駄文を隅々まで読み込んでいただいている読者さんです。はるばる三河安城まで足を運んでいただきました。

絶対に京都の藤井大丸に行った方が近いはずなのに、わざわざ私のお店で時在服飾設計デビューを果たしてくれました。今回のオープニングイベント期間にご注文いただいたシャツ10枚分をまとめて発注したのですが、見事に全数TOBARIでした。(事前にオーダーいただいたDecoの内藤さんはHIKARU) 時在の中村社長とも話していたのですが「HIKARUあってのTOBARI」なのかなと。私自身もTOBARIから時在好きになった身ですが、TTBOでHIKARUを購入してからというものどっちも全然違った良さがあり着用頻度が上がっています。

のーすさんは元々オボイストブーティを発売したときから良い反応をいただいていたのですが、今回晴れてオーダーをいただきました。「J.M.WESTON180の枠として残している」という黒ローファーについても隆太さんの私物オボローでご試着いただきました。オボイストモデルシリーズの黒はどれも軍パンと相性抜群なのですが、言わずもがなこの日ののーすさんもばっちりでした。個人的には次はオボイストローファーでTTBO仕様の発注をしようかなと考えています。サンプルを増やしていかなければなりませんが、まだまだ資金力不足で一気にとはいかなくて・・・。

Decoの時計についてもご試着いただきました。とても腕の細い方なので、アイボリーローマンのSMがとても良くお似合いでした。かなり悩まれていましたが、TOBARIもブーティもあるので次回以降のお楽しみとなりました。Sewnはパターンオーダーのオボイストモデルシリーズであってもとても丁寧に足の採寸を行ってくれます。のーすさんも隆太さんが説明する採寸結果について、興味深そうに聞いていました。

続いてご来店いただいたのは、これまでも色々とコラボプロダクトをオーダーいただいたり私の断捨離にお付き合いいただいたりとお世話になりっぱなしのSさん。時在のシャツを気にしていただいていたという奥様は生憎都合がつかずご来店いただけませんでしたが、今度はきっと二人そろって来てくれることと思います。

写真はTTBOオボイストモデルをご試着いただいたところ。元々チゼルトゥの靴はお好きなはずと思っていたので、案の定Sさんの雰囲気にばっちりです。この靴は実際に見てもらわないと写真では良さが伝えきれませんので、是非ともTTBOに見学にいらしてください。

次は私のオーケストラ仲間とその奥さんとお子様(夫婦ともにファゴット奏者)がご来店です。お祝いのお花を持ってきていただきました。覚えている読者様も多いと思いますので定型文でご紹介すると、プロポーズの際に作ったショルダーバッグの師匠です。早いものでもう付き合いは15年以上になりますが、彼は雰囲気が全っ然変わらないので会うたびに学生時代に戻ったかのような安心感があります。彼も靴を気にしながら、まずは時在から・・・ということでTOBARIをオーダーいただきました。彼らなら夫婦兼用で使える服になりそうです。オボイストモデルのオーダーもお待ちしております!

右が私が師匠に教えてもらいながら作ったバッグ。

続いてのご来店は、昨年東別院のplads.でイベントを行った際にもご来店いただいた、長野に住むSHINYAファンのお客様です。三河安城まで車でお越しいただき、一緒に来られた彼女さんが近辺を散策している間にTTBOに遊びに来てくれました。まだ20代のお客様ですが、相当なファッション好きで「基本的に通販は使わず対面での買い物が好き」とのこだわりも似たものを感じます。誰から買うかとか、お金を使った先に何があるのかとかって、私にとっても大切にしている部分だったりします。多分TTBOに集まるお客様はそういう意識を持っている場合が多いのではないかとオープニングイベントを通じても感じているところです。

今回のイベントで準備をしたすべてのアイテムに強い関心を示していただきましたが「さすがに全部一気に買うのは大変なので少しずつ・・・」とお話しして、atelier meisaのスカーフにTOBARI、SHINYAを購入いただきました。オボイストモデルについても相当悩んでおみえでしたが、最後まで決められなかったのはマストタンクのオニキス。こちらのお客様にお薦めするならオニキス一択というくらいのハマり様で「普段時計をしない」というご本人も非常に気に入ってしまい困ったご様子。最終的に「今回泊まりで来ているので、明日まで待ってほしい」という結論に至り、内藤さんにお願いして一日TTBOに置いておくことにしました。気持ち、良く分かるなあ・・・Decoさんはきっと次回もトランクショーを開催してくれるはずなのでそのときにでももちろん大歓迎なのですが、ヴィンテージという特性上準備出来るという確約があるわけでもないので迷いどころですよね。

3日目最後のご来店は我らが汗だくさんでした。元々4日目にスーツを頼みに来ることが決まっていたのですが、江口時計店さんの大阪ポップアップに行った流れでDecoの時計も見たくなってしまった模様。いきなり現れた大きくて異常に時計愛の強いお客様の登場に内藤さんもビビッていました笑 一通りの時計談義の後、この日は奥様とディナーの予定があり汗だくさんは1時間ほどで退店され、3日目も営業終了です。

この日でSewn、Decoともオープニングイベント参加最終日でしたので、おのずと3人で打ち上げに行く流れになりました。これで3日連続ですが、三河安城駅付近は意外と食べるお店も色々とあるので助かります。3日目は石松餃子で。隆太さんも内藤さんも「楽しかったですね」と言ってくれました。私はご来店いただくお客様の満足度と同じくらい、もしくはそれ以上に、TTBOに参加してくれる職人さんたちが喜んでくれることを優先して考えています。「楽しかった」「やってよかった」これからもこうしたお声をいただけるよう、細く長く続けていきます。

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