運命的な出会いを果たした、そのアイテムとは・・・、
コモノリプロダクツ×大江洋服店 CR05
私の大好きな大江洋服店と、同じくこちらもポロシャツやソックスなどを愛用しているコモノリプロダクツがいつの間にかコラボしていたようです。それも、まさに私の求めていたディティールで・・・。
大江洋服店は、私が一号、二号をオーダーしたころは数多くある生地・リベット・ボタン等、細かいところまで指定して作ってもらうことが出来ましたが、少し前(私が二号を迎えに行ったくらい)からそういったオーダーは出来なくなりました。
その理由は、大江さんのご主人に伺った話では、
「いろいろな種類の生地を少しずつ常備しておくことによるコストの為に、自分たちが本当に使いたい生地を作るのに投資出来ずにいたが、これからは今までよりも大きいロット数で一種類の生地を、それもクオリティを上げて作ることで、従来と同じプライスでより良いデニム作りが出来るようになる」
といった趣旨だったと思います。
生地のクオリティが上がるのはファンとして嬉しい一方で、私の一号のようにボタンフライの色を一つずつ全部変えるような自由なオーダーが出来なくなるというのは少し寂しい気もしていました。
すべてを自分で決めるオーダーが出来なくなったという以外に、私が第三号になかなか踏み出せなかった理由は大江洋服店のシルエットは基本的に三種類しかなったことです。
私の一号、二号はともに02という大江洋服店の三型の中で最も細身のモデルですが、そもそも大江洋服店はヴィンテージ志向の強いファクトリーですから、細身といってもイタリアのパンツのようなシルエットではありません。
ただ、最近の私の趣向でいくと少しドレッシーなスタイルも増えてきている為、もう少し細いデニムが欲しい気もしていました。とはいえ大江洋服店を穿いてしまうと他のデニムはどうも買う気になれず・・・そんな心理状態でいたところに、急に目の前に現れた今回のコラボアイテム。
このCR05は、1960年代後半に登場したリーバイスの605のオマージュ作品です。作業着としてのジーンズが、このスリムなシルエットの605の登場により次第にファッションアイテムとして認知されていくようになります。
リーバイス605についてはインターネットでもたくさん記事があると思いますので割愛いたしますが、要は私が求めていた「スリムな大江洋服店」がここに実現したわけです。こんなに嬉しいことはありません。それも偶々、マイサイズの一本を残して完売していたのですから、これはもう巡り合わせとしか考えられません。
定番では絶対に手に入らないこのシルエット。まだ洗っていませんが、ファーストウォッシュ後は縮んでますます細くなるはず。
バックポケットは一号、二号と比べるとポケット、ステッチの形が異なります。
生地は13.5オンス、おそらく一号と同じ系統のものだと思います。O.E.XXという大江洋服店のオリジナル。
CR05は紙パッチです。一号が革、二号が布パッチですので、それぞれ違っています。
フロントのボタンフライは二号と同じものだと思います。足の短いヴィンテージ仕様の大江オリジナル。
文字通り運命的な出会いとなったCR05、非常にミニマムにまとまった最高の一本。最近の自らのツキの無さはこの一本の為のバランス調整だったのだとさえ思えます。
しばらく拝んでいたいところですが、案外せっかちな性格ですので近日中にファーストウォッシュをしてまた紹介させていただきたいと思います。
かくして、私の大江洋服店は三兄弟となったのでした。
コメント
Unknown
こんにちは。
大江さんってオーダーメイドやめちゃってたんですね…
ずいぶん前から、とても楽しいブログを書いていたのですが、今はずいぶん変わってしまいましたね。。
いつかはオーダーメイドをしたいと考えていたので残念です。デニムの素材選びから始まるオーダーなんてどこにもなかったのに。
しかしこのコラボはめっちゃ欲しいです。いわゆるレプリカジーンズとは違う雰囲気がむんむん!モチーフとなっているモデルのこと全く知りませんでした。
結構こういうの探してる方いると思うんですよね。
続報お待ちしております。
三号
オボイストさん、こんにちは。
またお気に入りのジーンズが増えてよかったですね。
ジャケット、革靴と合わせる時はテーパードの方がしっくりくるようです。
私もここ5年くらいは、501より606や505をよく穿いています。
605は606の前身の型だと思いますが、606に比べて極めてレアなモデルです。今まで数本しか見たことがありません。
ワンウォッシュ後の記事を楽しみにしています。
なべこぱんさん(^^)
なべさん、コメントありがとうございます!
私も大江さんの奥さんの書く文章、とても好きでしたのでまた読みたいですよね。過去のものも見られなくなってしまったし…。
ただ、カスタムオーダーが出来なくなったのはもっといいものを作ろうとする前向きな姿勢によるものですから、私たちファンは大江さんがさらに良いものを作ってくれることに期待し、感謝するしかないですね(^^) ※大江洋服店のブログ再開を願うのはもちろんですが、私個人としてはなべこぱんさんのブログでまたいろいろなジーンズの履き込み具合など、是非見たいと思っています^^笑
ありがとうございます、雰囲気堪能する為に早く穿いてやりたいのですが、お天気の具合などでまだファーストウォッシュが完了しておりません…今日あたり、頑張って洗ってやって来週の休みには穿いて過ごしたいです。
なべこぱんさんもお仕事とパパの両立でお忙しいと思いますが、是非一度時間を見つけて日帰り愛知、来てください(^^) 大江さんに一緒に行きましょう♪
PMTさん(^^)
コメント頂きありがとうございます(^^)!
PMTさんのおっしゃる通り、私も同じことを思います。裾から靴のノーズがしっかり見えた方が全体のバランスをとるのに良いと感じます。
私も、最初605と言われてもピンと来ませんでした、606は有名ですよね。無論605の実物を見たことなんて私はまだありません…さすがPMTさんですね^^!
ワンウォッシュ、どのように洗うか考えていて、ちょうど今朝過去の記事にPMTさんにコメント頂いた「裏返さず少しだけ洗剤を入れて洗濯機で」というのを試してみようかと思っていたところなんですよ(^^)! 続報、また掲載します!