伊坂幸太郎『シーソーモンスター』

先月のブログの収入で、読みたかった本を3冊購入させていただきました。収入といっても、gooブログで採用されているAmazon associateでは月に多くて2000~3000円のものなのですが、これをAmazonギフト券として頂いていることで大好きな本が買えるのは非常にありがたいです。
(当初のアフィリエイトの使い道として挙げていたオフ会交通費・お土産代はAmazonでは買えない為、都度現金で購入しようと思っております。)
三冊のうちまず手に取ったのは伊坂幸太郎の新作から。新作は新作のうちに読むのが気持ちいい。
伊坂幸太郎『シーソーモンスター』
 
発売日:2019年4月5日
形態:単行本
ページ数:432
オススメ度:★★★★☆
恥ずかしながら食わず嫌いで、前作『ユーガはフーガ』で初めて読んだ作家・伊坂幸太郎。それから好きな作家の一人になり、古本屋で手に入れた『AX』に続き今作が私にとって三冊目の伊坂作品。まだ伊坂幸太郎を語る資格はありませんが、この三冊について共通していることといえば、(誰にでも経験のある・思い返せば過去の体験として連想できるような)ごく普通の生活と、ちょっと不思議な非日常の共存、このバランスが絶妙だと感じています。
この一冊も『シーソーモンスター』と『スピンモンスター』という二篇で成り立っており、時代背景も登場人物も(?)異なるストーリーではありますが、私が感じている伊坂幸太郎の魅力が十分に感じられる作品でした。『スピンモンスター』のラストがどうも釈然としない印象はありますが、全体的に引き込まれる内容で一気読み。『シーソーモンスター』の主人公である男性が嫁・姑の活躍により九死に一生を得る場面は思わず吹き出してしまったし、『スピンモンスター』の人工知能の開発者が急死し、その開発者が残したメッセージを追っていくストーリーは映画『アイ,ロボット』をはじめよくあるSFなんだけれども、基本的に好きな内容だから気になりませんでした。
 
あんまり書くとネタバレになるし、書かないとレビューの意味がないし、やっぱり難しいですね書評は。ちょっとずつ上手くなっていくといいんだけど。また追加で一冊買ってしまったから、どんどん読んでいこうと思います。

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