これまでふるさと納税の返礼品としてたくさんの素晴らしいものを頂いてきました。ナカタハンガーから始まり、人吉シャツ、宮城興業の靴、杉本圭とボストンクラブの眼鏡を作りに妻と鯖江へ行き、青山工房のブラシは毎日使うし、徳島の革職人ghoeはRENDOやFugeeとの繋がりもあり、仕事用に着ている御幸毛織のスーツはコラボレーションのきっかけにもなりました。一貫して「少しでも良いもの作りをされている職人および企業に貢献できれば」という思いで選んできたつもりです。今年については半分くらいは食品に充てようと思っていますが、じっくり探していると面白そうな返礼品を見つけたので試してみることにしました。
香川県の東かがわ市の返礼品として、同市で40年以上にわたり手袋作りをされている平田商店さんにラムレザーグローブのオーダー出来ることが分かりました。レザーグローブは上のghoeの記事にも出てくるガンコスのアンライニングペッカリーグローブを愛用していますが、レンガ色のグローブは装いを選ぶこともありダークカラーのグローブが欲しいと思っていたところでした。同じく東かがわ市の返礼品として平田商店さんが作るペッカリーグローブを選ぶことも出来ましたが、そちらは出来合いのものでオーダー品ではなかったので今回はラムレザーグローブを選びました。(一回型紙作ってもらえば今後ペッカリーでもオーダー出来るかも・・・なんて下心も無くはないです)
専用の巾着袋に入って届いたオーダーセットがこちら。全20色のラムレザーのサンプルと、ライニングの見本、オーダーシートや返信用レターパック、鉛筆まで入っている親切さが嬉しいです。
丸く切り取られたラムレザーのサンプル。素敵な色がたくさんあり迷ってしまいます。海外原皮のラムレザーを日本で鞣したものだそうです。
ライニングは二種類。暖かそうな起毛したベンベルグと、滑りの良さそうなベンベルグハーフです。私の住む地域はそれほど寒く無いですし、足と同じく手も比較的発汗量が多い気がするのでベンベルグハーフを選びました。
サンプルが届く前まではダークブラウンにしようと思っていたのですが、パッと見たときに一番最初に目に入ってきたのは4番のダークグレーでした。ちょうど今オーダーしている文二郎のビーバーハットもチャコールグレーですし、帽子との相性も考慮しダークグレーにブラックのライニングを選びました。
革が決まったら次は採寸です。不器用な私でも簡単に測ることが出来るように分かりやすい説明書とメジャーが付属されています。
写真を撮るために指を曲げていますが手を開いた状態で測ってみると、左手は22.0cm、右手は22.5cmでした。利き手の方が若干大きいのかもしれません。鉛筆で手型も描いて採寸は完了。
その他、三本飾りの有無や開きのタイプを選択。開きは着けやすさを考えればあった方が良いのかもしれませんが、せっかくピッタリサイズで作ってもらうオーダーグローブなので、無しにしてみました。三本飾りについては最後まで悩んだのですが、平田商店さんのInstagramで過去作を参考にし、最終的に無しを選びました。極々シンプルで上質なグローブが仕上がりそうでワクワクします。
カラーサンプルとオーダーシートを返信用レターパックに入れてポストに投函。完成は約1ヶ月後ですから、文二郎ハットとほぼ同時に到着となりそうです。出来上がり次第、ブログでもご紹介いたします。
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