オボイストジャケット ①

MIYUKI CRAFTS-SUITS PASTORAL×Oboist

正式発表は出来ていませんでしたが、念願のオボイストジャケット企画、いよいよ動き出しました。少し前に匂わせ記事は書いていましたが、今回は本当に乗り越えるハードルがたくさんあってお蔵入りかとも思われましたが・・・パストラルの西村さんが社内営業を頑張ってくれたおかげもあってなんとか発売の目処が立ちそうです。本当にありがとうございます。

こちらが、私が当初考えていたデザイン画です。私は絵が描けないのでいつも通り妹に描いてもらったのですが、ニュアンスが伝わりにくく困っていたところを、いつもお世話になっている大塚さんが手伝ってくれました。実は西村さんと打ち合わせをする際も同席して色々なアドバイスをしてくれたりと、大塚さん抜きでは今回の企画は立ち上がらなかったであろうと思います。この場をお借りして御礼申し上げます。いろいろな方のご協力のおかげで、当ブログの企画は成り立っています。

まず工場で仕立てるにあたって問題となったのは背面のインバーテッドプリーツです。今回私が一番拘っていたのがこの背面のデザインなのですが、ここが最も大変でした。実際、オボイストトラウザーズを担当いただいた長崎工場ではこの仕様は製作不可と言われてしまい、西村さんからはかなり早い段階(年始くらい)で、

「別のデザインの方向性を考えた方がいいかも」

とやんわり断られていたのですが、粘って粘って(一時期放置して)このデザインに執着し続けた結果、西村さんもその間動き回ってくれて、

「長崎はダメだったけど、小樽のミユキソーイングに掛け合っています」

と途中連絡があってから約1ヶ月半。いよいよサンプル製作が開始されることになりました!

ミユキソーイング小樽工場について、詳しくはHPをご覧いただきたいですが、主にミユキのコート類などを中心に作っている工場で、長崎ほどの規模ではないものの、西村さん曰く「チャレンジングで小回りの利く社風」ということで、御幸毛織のような巨大企業からしたらはっきり申し上げて全く金にならない、小さな小さなオボイストジャケットという企画を受け入れてもらえることになったのです。インバーテッドプリーツ以外にもいくつか難しい箇所があったのですが、最終的に概ねデザイン通りの方向で作っていくことになりそうです。

まずは私の所有するオボイストトラウザーズとセットアップで着られる様に、御幸毛織自慢のウールデニムでサンプル製作をお願いしました。続報が届き次第、ブログでは特に詳しく皆様と共有していきたいと思っています。

一時期止まっていたジャケット企画を再び強引にでも動かそうと思い立たせてくれたのは、とある読者様でした。元々ジャケットについては複数の読者様からリクエストいただいていましたが、その読者様は「今年結婚式を挙げるので、2番目の衣装を全身オボイストコラボモデルで揃えて出たい」と連絡してくれました。

結婚式に何を着て、何を履くか・・・私自身も非常にこだわって選んだため、そんな大切な場に当ブログのコラボシリーズを使っていただけることが嬉しくて「これはなんとしても格好良いジャケットを完成させなくては!!!」と強く思ったことが一つのきっかけになりました。K様、完成まで今しばらくお待ちください♪

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