仕事人間

Diary

仕事がそれなりに大変でなかなかブログに向かう気力が湧いてきません。ちょっとお疲れ気味、ですがこういう時こそ自分の気持ちを整理するためにも執筆が必要。大した内容にはならないと思いますので、すっ飛ばしていただいて構いません。

会社に入って以来、一年に一度の人事考課でずっとA評価をいただいてきましたが、この4月は初めて最高ランクのS評価をもらい、同期内で一番早く名刺に役職が付くことになりました。私の勤める会社でもコロナウィルスや半導体不足、不安定な世界情勢は業績に直結しています。正直今回ばかりはB以下の評価を付けられても仕方がないと思っていましたので驚きました。

とても光栄なことですし、これからも今まで通り自分の持てる力を存分に発揮して成果をあげ、人間としても成長していきたいと願う反面、担う責任は日に日に重くなり、時々肩が上がらなくなります。コーヒーショップなどで少しの時間息抜きをしてから家に帰ることもありますが、家に帰ってきて妻と話しているとささくれた心の角が削れ、丸くなっていくのを感じます。結局のところ妻が私にとって一番の原動力であることを、最近は特に強く思い知らされる毎日です。

自分に余裕が無くなればなるほど、他人の気持ちに無関心になりがちです。読書はそんな時、他者を深く理解し広く許容する手助けをしてくれます。全く別の人生を歩む登場人物たちになりきって、彼らが見る世界を感じることで、視座が広がるようで相変わらず小説ばかり読んでいます。凪良ゆう先生は私が最も好きな作家の一人ですが、小説現代に最新作『汝、星のごとく』が掲載され早速購入し読み耽っていました。凪良作品には様々な(性に限らず)マイノリティな人物が登場しますが、きっと彼ら自身でも気づかないような小さな心の動きまで、精緻に描き切る文体に毎度心を奪われます。永井みみ『ミシンと金魚』も胸の奥がじんわりとくる傑作でした、おすすめです。

読書と映画を2本観たら流石に集中力が切れてしまって、しばらくバルコニーに椅子を置いて座っていました。名古屋は29℃あったそうですが、マンションだからか風が心地良くとても快適な気候でした。

最後によく履く2足のブラックシューズをメンテナンス。VASSのダブルモンクと、オボイストモデルです。靴も鞄も、やはり使い込まれてきちんと手入れされている状態が一番格好良いと思います。いつもクレープソールのオボイストモデルはアッパーのみの手入れでコバはほったらかしでしたが、試しにコバインキを塗ってみたところキリッとした表情が復活したような気がします。レザーソールと比べてインキが乾くまで多少時間がかかりますがオボモユーザーの読者様には是非試してみていただければと思います。

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