Motoさん飛田さんHIBIKIさんEDOさん(HIBIKIさん&EDOさん編)

Diary

Motoさんやお披露目イベントに参加するメンバーと別れ飛田さんのオフィスを出発した私は、急いで西麻布へと移動します。この時点で予定から20分ほどの遅れが発生しており、慣れない東京の道を縫うように車を走らせる。到着したのはHIBIKI NAKAMINAMIのオフィスです。実はHIBIKIさんはお引越しされるためここを訪れるのも今回が最後になりますが、4月末にオープンに先駆けてTTBOへ遊びに来てくれたときに、ドーメルのWoodlandからコットンコーデュロイでジャケットのオーダーをいただいておりました。それは私もこっそり狙っていた生地で、HIBIKIさんが帰ったあとにお調べしたらなんと残り15mで廃番! 急いで私を担当してくれているドーメルの長谷川部長に連絡をして、HIBIKIさんのジャケット分と私のスーツ分を購入しました。(同じのが欲しいお客様がいても在庫切れでご案内出来ないのに、結局お前も買うのか)

HIBIKIさんのオーダーしてくれたジャケットは通常のクラシックなスタイルとは着方が異なりますので、フィッティングもお好みを伺いながらHIBIKI色にカスタマイズしていきます。TTBOにお越しいただいた際、ジャケットは48or50、パンツは44or46とサイズが分かっていましたので、今回は特別にサイズゲージを持ち出してきました。(通常はTTBO店内でのみオーダーをお受けしております) 今回フィッティングについては小島さんにご協力いただきました。HIBIKIさんのアトリエとaldex東京店は歩いて行き来できる距離だったので、お引越しされてしまうことを小島さんも残念がっていました。新しい拠点にも是非一度お邪魔してみたいなと思っています。

ペキニーズとプードルのミックス犬が可愛すぎて、もっぱら私はペキプーのモンちゃんに夢中。ほとんど吠えることもなく人懐こい子で犬好きの私にはたまりませんでした。ほんとに可愛い、また会いたい。

ジャケットは48をベースに、肩パッドを少し厚くして通常よりも少し大きめにお作りします。「こんなに変えちゃって大丈夫ですか?笑」とHIBIKIさんに聞かれましたが、TTBOモデルは懐の深い型に仕上がっている自負があるので、逆にどこまで許容できるのか試してみたい欲が出てきてしまいました。私は立場上まずは基本通りのサンプルをこれで1st2ndを含めれば6着オーダーしているので、次回あたりは少しいじってみるかもしれません。

無事に詳細が決まり、HIBIKIさんと小島さんと別れてから私は東京出張の最後にEDOandYUMEKAのエキシビションに向かいました。この時点で東京に残っていられる時間は1~2時間でしたが、TTBOでも使用しているお抹茶碗などが展示販売されるお茶の世界に根差したアートイベントはなんとしても顔を出しておきたくて。

YUGENギャラリーに到着すると、何人か見知った顔も見かけて少し安心。ちょうどインスタレーションが始まる1,2分前に会場入りすることが出来ました。ちなみにギャラリーの責任者とEDOさん、そして私は下の名前が同じでEDOさんが「この人、3人目の!」と紹介してくれました。

厳かな雰囲気の中、会場中央に設けられた茶間に3人。うち一人は能面を付けて入場し、茶をたてはじめます。茶器はすべてこの日のためのオリジナル、窯から柄杓でお湯を掬う音が響きます。「インスタレーション」とは私には聞きなじみのない言葉でしたが、芸術の世界での三次元表現の一つで、空間そのものを作品とすることを指すようです。まさしくぴったりな表現で、この間YUGENギャラリーは世界丸ごと浮遊しているような未知の感覚に陥りました。

今回EDOandYUMEKAはアーティストとして参加しているのはもちろんですが同時にキュレーターの役割も担っています。陶芸家から鉄職人まで様々な分野の仲間を集められるEDOさんの求心力あってこその企画です。掛軸のように壁に4枚並んで設置された作品はキャンバスではなく木の板と真鍮製の月が革新的で非常に惹かれるものがありました。TTBOに飾りたいくらいです。

その日のうちに車で愛知まで安全にたどり着く必要があったので、帰り道寝ちゃうことのないように19時過ぎには会場を後にしました。EDOandYUMEKAの手掛けるKUROismは5月19日まで開催しているそうですので、気になる方は是非足を運んでみてください。

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