父のジャケットを英國屋で。 ②

Clothes

11月の訪問から少し時間が経ってしまいましたが、父のジャケットを頼みに再び英國屋を訪れることに。前回は下見で妹と私の二人でしたが、今回は父と母と三人で。

今日はFumiya Hiranoのビスポークブレザーに、昨日手に入れたばかりの御幸パンツで。靴はボレロのレイジーマン、このパンツとの相性が抜群です。シャツはもちろんオボイストシャツ、今日は白で。

父が持つクラッチは1月の誕生日プレゼントに選んだdan gentenのもの。ジャケットスタイルにクラッチバッグ、落ち着いた雰囲気が出て良いですね。(布石)

念の為、昨日のうちに電話で連絡を入れておいたのでスムーズにご対応いただけました。対応してくれたのは前回と同じOさんで、とても丁寧で行き届いたお気遣いが気持ちの良いスタッフさん。

前回妹と「これが良いかな」と目星をつけておいた生地のバンチもご準備いただいていたので、両親に見てもらう。「良さそうだね」と言ってもらえましたが、やはり大きな生地を肩からかけてみないと分からないので、似た色味のものを父の肩からかけてみてもらいました。すると、私が思っていたよりも地味な感じがしてしまって、他の生地も色々と試させていただくことに。ちなみに今の時期は当然春夏物も揃ってはいるのですが、今回は秋冬もののオーダーを考えていたのでトロピカルウールなどは最初から選択肢にありませんでした。

色々と身体にかけて試してみると、こちらの生地が非常に父の顔にも馴染むことが判明。E.トーマスのチェックで、生地の重さに対して10%カシミアが入っているものです。“重さに対して10%”ですから、実際に使うジャケット用生地面積あたりの混紡率はもう少し高いということでした。滑らかなメリノウールにカシミアのぬめりも加わって、いかにも気持ちよく着られそうな良い生地です。私の顔にはこういう柄、似合わないのでちょっと羨ましい。

ということで、予定していたものではありませんでしたが満場一致で生地はこちらに決定。

担当者の方から「ブログでご紹介いただき、ありがとうございます」と言われて、前回ブログを書いているなんて話をした覚えがなかったので驚いたのですが、英國屋の本社の方が当ブログを発見くださり連絡が入ったようです。

続いて、ジャケットの細かい仕様についてですが、基本的な形はほぼ私の好みで段返り3つボタン、サイドベンツでチェンジポケット無し、袖つけもシャツ袖などはなしで基本的に英国的な仕様にしました。ポケットのフラップは個人的には無しでも良いかなと思いましたが、母の希望でフラップ有り、内ポケットの仕様は父の使い方に合わせて作ってもらうことにしました。前回も書きましたが、基本的な上代に色々な選択肢が最初から含まれているので、わがままを言っても価格が変わらないのが良心的。

採寸は別のスタッフの方が数値を読み上げ、担当Oさんが書き込んでいくというスタイルでした。右端に激写する私が写り込んでいますね笑 この日父が着ていたジャケットは丈がほんの少し短めでしたので、クラシカルな丈感にしていただくようにお願いしたり、その場で好みをお伝えしながら手早く測っていただけました。

顔が見切れてしまっていますが、担当Oさん。言葉の節々に優しさが滲み出ている素敵な紳士です。

ライニングはほとんど黒に近いようなミッドナイトブルー、ボタンは本水牛。艶のないこちらの8番を選びました、この辺りも私が中心で進めてしまいましたが、非常に格好良いジャケットになりそうで楽しみです。

母は採寸中に見ていたサンプルの中で、下の写真真ん中のベージュにネップが入ったツイード3ピーススーツに一目惚れしてしまったようで、確かに素敵だったので私もジャケットとベストだけ試着させていただきました。基本的にはサンプルですが、サイズが合う方はそのまま買っていかれるお客様もいらっしゃるようです。

仮縫いは10日後には仕上がるということ。早いですね!!! 次もついていって、それから4~5週間位で仕上がりとなるようです。暖かくなってしまうと今季は着られないかもしれませんが、季節外れに寒いような日が一日でもあると嬉しいなあ。仮縫いの様子も当ブログでご紹介できればと思っています。

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