また別記事で余裕があったら書きますが、この日は少し仕事へ行った後、異動となった上司へのプレゼント選びに奔走していました。Fumiya Hiranoのブレザーにオボイストシャツ、ドレイクスのネクタイ。
今日は仕事と用事が思っていたよりも早く終わったため、Maruyasuを覗いてみました。おかげさまで順調にオボイストシャツのご注文をいただいておりますが、最近私自身がバタバタしていたため安井さんにもなかなか会いに行けずでした。今日も安井さんはショールーム奥のアトリエで黙々とシャツを作られていました。
この日安井さんが作っていたのはイタリアンカラーのシャツを4枚ご注文いただいたお客様の分。当然ですがマルヤスではオボイストシャツ以外にもオーダーが入っていますが、この常連のお客様は4枚別の生地で同じ形のシャツをオーダーされていったそうです。
シャツ作りも地道な作業の積み重ねです。私が伺った時は7割くらいは作業が進んでいて、後はカフスとガゼットだけというところでした。せっかくなので作業の行程を拝見してきました。安井さんには「私はいないものと思って続けてください」と伝えてなるべくお邪魔にならないように。
シャツ生地に仕込む芯地、刷毛で糊を塗ってアイロン掛けし、終わったらミシン縫い。
こうして拝見していても一つひとつの手仕事が非常に丁寧で見惚れてしまいます。また安井さんは、いつもシャツにネクタイをして、その上にハイゲージのニットと細身のブラックパンツを穿いていることが多く、身なりもきちっとされています。足元は写真には撮っていませんがブラックのホースビットローファーでした、グッチかな?
工業用の年季の入ったアイロンは温度調節機能がないため、スイッチを切ったりつけたり、職人の勘で調整されるそう。指先に少し水分をつけてプレス面に触れ“ジュッ”となる音で大体の温度が分かるとのことでした。
こうして写真を撮っていたところ、お店に一本の電話が。安井さんに聞くと、なんと今からブログ読者の方がオボイストシャツを注文しに来てくださるというではありませんか! 何という偶然、せっかくだから私もご挨拶させていただこうと。
ご来店までの間、引き続きシャツ作りを鑑賞させていただきました。熟練した職人の手際というのはずっと見ていられますね〜。今回は試しに動画も撮ってみました。短いものばかりですが、インスタグラムにアップしてありますので是非見てみてください。この投稿の最後にリンクを貼っておきます。
そうこうしているうちに読者の方が到着。少し緊張したご様子でしたが、お話を伺っているとgooブログ時代からずっと私のブログを読んでくださっているとのことで、Sewnなどへもブログきっかけで見に行かれたそうです。オボイストシャツについても、ブログを読まれて「これは是非行ってみたい」と思われたとのこと。ソファに座って三人で仕様についての打ち合わせをしましたが、標準仕様でご注文いただきました。色は白かチャコールグレーか迷われていましたが、お仕事では着ずにカジュアルメインということでしたから、ちょうどこの日私が着ていたチャコールグレーをオススメし決めていただきました。
念入りに安井さんによる採寸をした後、しばらく色々なお話をしていました。私のブログ読者さんはどなたもとても優しい方が多くて、初めてお会いする方でも私のことをよく知っていてくれるから私としてはとても話しやすいです。納品は3週間後、タイミングが合えば立ち会いたいですが、もし伺えなくてもきっと気に入っていただけると思います。私自身も白とチャコールグレーに加えて、他の生地で2枚もオボイストシャツを頼んでしまいました。最初に決めたコンセプトである“毎日でも着られる優しく正しいシャツ”は読者の方との新しい出会いも含めて達成されるものであると、今日改めて感じました。オボイストシャツは好評発売中ですので、気になる方はマルヤスへ連絡を取ってみてください。優しいシャツを作る優しい安井さんが、心をこめて対応してくださるはずです。
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