鳥井工房再び! RX1RM2エバレディケース

Leather goods

2020年の我がブログのベストバイ企画に、RX1RM2とあわせてベスト3に入賞した北海道の鳥井工房謹製カメラストラップ。購入から10ヶ月が経ちますが、使えば使うほど素晴らしい製品でいつ触れても惚れ惚れする仕上がりなのですが、そうなってくると今度必然的に欲しくなってしまうのがカメラ本体のケースです。

最初は既製品で良さそうなものを探したのですが、どうも・・・私はバッグも札入れもキーケースも、時計のベルトすら手縫いにこだわっていますし、革にも相当うるさい人間なので、納得出来るものはありませんでした。中途半端なものを買ってもどうせ鳥井さんのケースが欲しくなるに決まっているので、思い切ってオーダーすることに。

そうと決まれば早いもので、鳥井工房さんのブログで過去作品を全てチェック。膨大な量がありましたが寝る間を惜しんで見返しました。本体の革以外にも、グリップ部の革だけを切り替えたり、ステッチの素材はクラウフォードのリネンとビニモで色も豊富・・・魅力的な作品がたくさんありましたが、革がワイルドスワンズのバッグでも使われているベルギーのマシュア社サドルプルアップを使いたいと最初から思っていたので、グリップ部も含めブラックのサドルで決定。迷ったのはステッチでしたが、こちらもスージースヴェルトとのコラボ企画の際に作ったステッチサンプルを参考に、手縫い感たっぷりながらもナチュラルカラーほど主張の強くないクラウフォード社のグレーステッチに決めました。クラウフォードの糸は最初のビスポークバッグでも採用した思い入れのある手縫い用の糸です。

さらに、グリップ部パンチング内部のみ、ストラップの裏側に使われているシュランケンカーフに合わせてトープでオーダーしました。ほとんど見えないと思うので自己満足の世界。

RX1RM2に関しては製作する場合カメラの持ち込みが必要とのことでしたので、7月頭に鳥井工房さんへ送りました。待つこと約2週間、「完成しました」の連絡が。使用上の注意点とあわせてカメラの写真も添付いただきましたので、私のブログでもご紹介いたします。こちらです!

どうですかこれ・・・完璧です。ステッチグレーで良かった、ブラックだと引き締まりすぎてバイカラーのストラップとの温度差が生まれそう。我ながら良い選択をしたと思います。サドルプルアップ特有の光沢感も、高級感のあるカメラの筐体とよくマッチしています。よく見るとかすかにパンチング内部のトープが確認できますね、到着後改めてご紹介します。小さな体ゆえに時々グリップ不足と感じるこのカメラの弱点を補ってくれる素晴らしい作品です。

背面はこんな感じ。以前使っていたRX1Rと違い、RM2はディスプレイのチルト機能が追加されていますが、私はほぼファインダーでの撮影でチルト機能なんてほぼ使わないので、最初から鳥井さんには「チルトは使えなくなっても良いです」と伝えていました。良いですね・・・とてもストイックです。

レンズ下の出っ張りは、セルフタイマーなどでカメラを置いた際にも安定して自立させるために役立ちます。どの角度から眺めても素晴らしいカメラケースが出来上がりました。

ストラップの時は「装着した状態のカメラを撮るためのカメラがない」と嘆いていましたが、今回は鳥井さんが写真を送ってくださったので助かりました。鳥井工房さんブログでも私のオーダーについて紹介してくれていますので、是非ご一読ください。ケースが到着しましたら、他の小物たちと並べて記念撮影をし、もう少し細かくこちらの作品についてご紹介させていただきます。

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