Sewn×Oboist名古屋受注会2023(2日目後編)

Diary

投稿から時間が空いてしまいました・・・。

前回に引き続き2日目の後編をおかてつがお送りします。

おかてつブースはこちら、会場にある机をお借りしてスタンディングで磨くのではなく座りながらのご提供です。


今回のイベントとは全く関係ないんですけど、私物のドラテフカ × フォルメの別注プレーントゥを会場にディスプレイ。単純にオボイストモデルを最終日も展示をしたかったので帰宅時に履き替える用に持ってきました。雰囲気があるので置いておくと映えますね。

東京会場が盛んにイベントを開催されていますが、今回のイベントでもサンクリスピンデーの認知を少しでも広げれるようPOPを手配して置かせて頂いてます。

引き続き淺野さんとお話をしながらおかてつ指名で予約をして下さったお客様を待ちます。話のテンポが心地良い淺野さんからよくよくお話を聞くと、まさかの学年が一緒!同い年の靴磨き職人さん・靴磨き好きな方は少ないので嬉しくなりました。

13時になるとイベント初日にも来場して下さったOさんとRさんがご来場。今回の一組目のお客様です。
OさんRさんはイル・ミーチョ深谷さんの個展を見に名古屋にいらっしゃっていた際にRさんとはお会いできませんでしたが、オボさん、ポテロンさんと金山の居酒屋さんにてお会いしたのが初めてでしたOさんとRさんは僕もお会いしたいというわがままを叶えて下さり念願の再会です!

今回はTOMORROW LAND取り扱いのHidetaka Fukayaをお持ち頂きました。フルシャインをご希望との事でお預かりをし、お話をしながら磨きを進めていきます。
Rさんとは初めましてでしたがとても雰囲気の柔らかい方!Oさんの影響でどうやらどんどん靴やカバンが増えていってるらしく、具体的な足数は控えますがお二人ともかなりお好きなご様子が伺える足数です。収納が課題との事でしたが、靴好き界隈あるあるのお話ですね笑

特にバッグがお好きのようで、今日身につけられている小ぶりなバッグの質感が自分の手持ちのオールドコーチのバッグと似ている気がする・・・と気になりお聞きしてみるとまさにオールドコーチだそう!こんなに華奢で可愛いオールドコーチもあるんですね。

更にお話を伺うとお二人ともサウナ好きらしく、今回の旅路は受注会をメインとしながらもサウナの聖地である名古屋、帰路にて静岡のサウナにも行かれるということで楽しくお話をさせて頂きました。元々海外旅行もお好きなようで色んな場所に行かれたそうですが、今はサウナにお熱ということもあり、国内の旅行で十分楽しめるよね。と様々な国に行かれた上で一つの答えが出たみたいです。
サウナっていいですよね。触発されたので僕も近々行ってきます!

楽しいお話をしながらでしたので磨きも一瞬です。
Oさんが綺麗にお召しになっている事もあり比較的汚れは少なめでしたが、乾燥している部分には水分と油分を入れれるようザ・クリームを使用。
鏡面は割れにくくナチュラルに仕上がるようにミラーグロスでベースを作り、トラディショナルワックスで層を重ねました。独特な変則ブローグかつスクエアトゥな事もあってトゥ先端は思いっきり光らせ、サイドに向かうにつれぼかすような仕上がりを意識しました。
Oさんも喜んで下さり僕も嬉しいです!

お持ちになられたイル・ミーチョのバッグに入れてお渡しをします。
イル・ミーチョは革小物やバッグにも力を入れている印象がありますが、こんなバッグも発売されてるんだなぁ。と思っていたらまさかの2足目以降はシューズバッグとしてこういったバッグを付けてくださるそう。1足目は桐箱にて納品、しかしかさばって保管が大変とのことでこうしたサービスがあるそうで嬉しいですね。
そしてデザインがカッコイイので単純に欲しいです笑

Oさんの本日のお足元は初日に淺野さんの手によって磨かれたオーベルシーのコインローファー。

会場に置いてあるOboist × SHINYAのLeleux、通称オボポロもOさんの雰囲気には似合いそうで個人的にオススメをさせて頂きました。
OさんはOboist × SUSIE SVELTのコラボブリーフケースのオーナーでいらっしゃいますが、Sewnの靴の方はまだオーダーされてないとの事。
オボイストモデルも以前から気になってた事もあり隆太さんの採寸が始まります。

採寸中僕はRさんとお話をしてました。
Rさんはカバン好きという事もあり、コラボではないけど展示してあるFAVORIが気になるご様子。ストラップを付けてショルダーバッグのような使い方にできるかな?という質問がありましたが、僕個人では正式にお答えはできませんでしたが、SUSIE鈴木さんならきっとやってくれそうですよね、ショルダーにしても絶対可愛いです!とだけお伝えしました笑

Oさんの採寸が終わり、一旦靴棚の整頓・見直しが入り今回は採寸のみで終了でしたが、スエードのオボロー(オボイストローファー)なんて似合いそうですよね。
たくさんお話をさせて頂いたので一瞬でしたが、これから静岡方面へサウナ旅をしつつ帰路につくとの事でお出口までお見送りです。2日目も顔を出していただいてありがとうございました!
またお会いしましょう!

磨きが一段落、plads.のオーナー香子さんと淺野さんの女性陣がTストラップに夢中なご様子。今まで女性でオーダーされたのは汗だくさんの奥様ぱにさんただ一人のみでしたが、オシャレなお二人に履いていただいたらオボさん、隆太さんは嬉しいでしょうし、僕もなぜか嬉しいです笑

香子さんが履いておられたトリッペンを淺野さんに磨き依頼。難しいワインレッド系の色味も淺野さんの腕前でしっとりツヤツヤになっていました。淺野さんは磨く際に複数のクリームやワックスを使い分けており、どういう順番で乗せていけば色味のグラデーションがかけれるかという事を事前に考えつつ磨きをされていました。さすが・・・としか言いようがありません。

実はOさんの磨きの間に来店された方がいらっしゃいましたが、ご検討でお帰りになられてお話ができませんでした。ですが街中に出ると大須大道町人祭で落ち着いていられないとの事で、もう一度戻って来てくれました。SNSの活動はほとんどされていない方ですが、こちらのブログも以前から読んで頂いているようです。お客様の今回の目的は新作のオボイストブーティ。普段の靴ラインナップがお出かけ等に使う比較的リーズナブルな靴or本気靴の両極端スタイルだそうで、クオリティは申し分なく、価格を抑えているというオボイストモデルで戦力を増強するという狙いです。

隆太さんによる採寸が進み、ブーティでほぼほぼ心の内は決定。シンプルにワインハイマーの黒か、ハイランドカーフの茶で雨にも履けちゃうようにするか悩んでおられたのでどの革を選択されるのか楽しみにしていましたが、なんとこちらのお客様はワインハイマー黒とハイランドカーフ茶のブーティを2足同時注文!! 色ち買いならぬ革ち買いです。カッコイイ!
いつかぜひオボさんにもお会いできる機会があればきっと喜ぶと思いますので会ってみてくださいね!

以前からお会いしてみたいなと思っていた、コラボグッズを多数所有されているKさんが本日来店予定でしたが、急遽オボさんから連絡があり来店が難しくなったようです。もしかしたら翌日に来店可能かも・・・?という事で、結果はオボさんの3日目の投稿をご覧くださいませ!

Sewnのサンプルを見渡していたら、サイズ小さめのウィングチップシューズを発見。あれ、これ足入りそうだな・・・と思い試着してみました。厚手の靴下なのにいけちゃった。コロンとしたシルエットが可愛い。いや、ブーティもオボモも気になるからここは我慢です。

夕方ぐらいにご親族の結婚式帰りというお客様が来店され、Sewnの靴を物色。このお客様は靴教室に通っているそうで、Sewnの靴作りが気になり今回のイベントへの来場に至ったそうです。隆太さんも靴作り教室を始めるか悩んでいたそうで、ご興味がある方はSewnへお問い合わせ下さい!

Hygge院長の川口さんも我々に1足ずつ靴を磨いてほしいとの事で、香子さんに預けていた靴を拝見。袋から恐る恐る取り出すと(袋でブランドは分かっていましたが)ジョンロブのフィリップ2。これから長い月日を共に過ごしていくであろう美しい状態でケアされていました。果たしてもう1足はどんな靴が待ち受けているのか、淺野さんと靴クイズをしながら談笑している時間もイベント感があって面白かったです笑

夕方には大塚さんが来店され、淺野さんとおかてつのダブル磨きご依頼。お持ち頂いたのはボレロのストレートチップとスエード・ロシアンカーフのブローグコンビシューズ。淺野さんとどちらを磨くか相談し、淺野さんがコンビシューズで僕はストレートチップ。大塚さんのボレロストレートチップを磨かせて頂くのは実は2回目です。現在のボレロのアトリエは移転していますが、金山にアトリエを構えていた時のオーダー品という事で年月を共にした履き込み方が感じられます。

ヒールからのカットはないですが、トゥから流れるようにヒールも磨き込みました。シーンにもよりますが、やはりストレートチップはしっかり光らせるのが似合う靴なのでビカビカに。トゥは例に習ってグラデーションをかけてトゥに向かってツヤがしっかり出るように仕上げました。大切にそして履き込まれた靴なので磨き手としても非常に磨きやすいです。

淺野さんは非常に難しいコンビのブローグシューズを磨かれてましたが、自分が仕上げに入る前に既に磨きが完了していました。さすがの手際の良さです!スエード部分はヤスリで毛足を起こしつつ、絶妙な赤みのあるブラウンの色味に対してワックスの色味を3種類ほど使い分けておられました。クリームも確かパープル系を使っていたはずで、こんな使い方があるんだと勉強になりました。やはりプロって凄いです。

大塚さんが最後のお客さんでしたので、2日目は一旦これで終了。隆太さんと大塚さんで近くの好きなラーメン屋へ食べに行きます。本当はまぜそばを食べる予定で注文しましたがチケットを間違えてつけ麺に。またリベンジする事にします。

こんな貴重な場をお借りして一つだけ。
ミウラな日々さんのこちらのツイートを拝借しますが、まさに点が線となりオボさんの周りにはとても素晴らしい方々が集まります。オボさん曰く、”人に恵まれてます”との事ですが、僕はそこに一つ物申したくて。毎度読者の方々やお客様、友人に接するお人柄や丁寧な対応を積み重ねてこられたオボさん自身の努力の賜物であり、それを皆さんはよく見られてるのだと思います。少なくとも僕はそんなオボさんの事を友人として大好きですし、一人の人間として尊敬しています。
オボさんいつもありがとう。これからもよろしくお願いします!

イベントにご来店下さった皆様、場所を貸して下さったhygge院長の川口さんとpladsの香子さん、スタッフサイドの隆太さんオボさん淺野さんありがとうございました!皆様のおかげさまで楽しい時間を過ごすことができました。こうして毎年受注会に参加させて頂ける事も、皆さんがキラキラした目で来店して頂ける事にとても感謝してます。来年も開催予定ですので、ぜひまた会場でお話しましょう!

真面目な感じになりましたので、せっかくの受注会の記事は明るいので終わらせましょう。僕の写真写りが悪過ぎるのか、オボさんの神ショットか分かりませんが時たまボツショットが生まれますのでこちらに置かせて頂きます。

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