割り箸先生の結婚式

日曜日は友人の結婚式でした。彼とは大学時代からの付き合いで私の一番仲の良い友だちの一人。私がプロポーズをする際にはお正月に三日三晩寝ずに鞄作りをサポートしてくれた彼は、2016年の冬からお付き合いしていたオーケストラの同じ楽器の後輩とゴールイン。
我が家は夫婦ともに彼と仲が良く、何か問題があればとにかく電話、FaceTime(部屋にヤモリが出たから助けろとか)。そんな身近な存在が結婚となれば、嬉しいのはもちろん、これからは電話するタイミングを考えなきゃなとかちょっと寂しい気もしたり。。。
結婚式となれば自ずと装いに力が入るもの。何を着ようかほんのひと時逡巡しましたが、私のワードローブの中で最もパーティ向きなジョルジオアルマーニのダブルブレステッドタキシードで。自らの結婚式で着用するためにサルトで改造しまくった特別仕様。
シャツも白いウィングカラーはこれしかないから。ドリスヴァンノッテン。
サスペンダーはアルバートサーストン。これもこれしかないわけなんですが、シャツも小物も、使用頻度の低いものは結局一つ気に入ったものがあれば私には十分です。
Instagramにはスリーピースで臨むと書きましたが、家を出る直前に結局暑過ぎてベストは無しにしました^^;
靴はボレロのWedding Oxfordをリボンシューレースでパーティ仕様に。朝から念入りに、しかし光り過ぎない程度に磨きました。
気が早いので受付開始時間より1時間ほど前に会場近くに到着。人のいないロビーで全身写真とか撮ってました、ごめんなさい。
コンパクトで温かみの感じられる式場には二人の思い出の品が並びます。載せられる範囲で・・・結婚式久し振りに出た気がするけど、やっぱり良いですね。
席次表も素敵だ。私たちはオーケストラの同期の席に。別のテーブルには新婦のオケ同期も参列していて、懐かしい面々と会うことが出来ました。
トランペットの同期と。前会った時より顔色がよかった。元気そうで何より。
チャペルで挙式。あんなに細かった友人が、今もやっぱり細いんだけど、にやにやしながら入場してきました。可愛い奥さんをもらって嬉しくてたまらないのでしょう。ニクいね!
リングリレーというのは私は経験が無くはじめてのことでしたが、友だちや家族思いの優しい彼ららしい演出だったな。
私も頑張っていつもより大きめに賛美歌を歌いました。隣の人(妻)がすごい声量なのでつられて。
挙式の後は披露宴。テーブルには、渡すタイミングが来るまで妻が二人に描いた絵を飾って。ちなみに革細工が得意な新郎新婦らしく、席にはヌメ革に刻印で打たれたネームプレートが。カバン作りのときに刻印の難しさが身にしみている私には、これを参列者全員分作ってしまう彼らに感服してしまいました。慣れているとはいえ、大変だっただろう。(名前が載っているので写真は載せられませんが)
こだわったという料理はどれも美味しい。RIZAP的にNGでしたが(RIZAPについては今度ブログに詳しく書きます)、この日は特別と全部美味しくいただきました。
新郎新婦と記念撮影。せっかく痩せたけど、細過ぎて“割り箸”の異名を持つ彼の隣に並ぶと私のゴツいこと。ちなみに新婦のドレス、新郎のベストは、雑貨屋さんに自作のお洋服を卸したりしてみえる新郎のお母様の手作り。特にドレスは素晴らしく、器用さもちゃんと遺伝するもんなのだな、なんて感心していました。
新郎のストレートチップはKOKONのハンドメイドライン、新婦はソロヴィエール。それこそこのKOKONは鞄作りをした正月明けに買いに行ったんじゃなかったかな? 奥さんも普段パラブーツなどを履くお洒落な女子です。
(上の写真の舞台裏)
3人並んで。ちなみにお色直しの後、改めて二人と写真を撮りに行ったら靴がエンツォボナフェのBERING、ピューターミュージアムカーフに変わってました。参列者のうち何人が靴のブランド名と革の種類まで当てられるだろう。
 
披露宴では新郎新婦のファゴット二本と、私の後輩がオーボエ、イングリッシュホルンを担当しダブルリードアンサンブルを披露。私が結婚式で披露したアンサンブルより数段完成度が高かったです。悔しい。
退場の場面では新郎がご両親と抱き合う姿に、不覚にも我慢していた涙腺が決壊。ミスチルのyour songが大きな音で流れていたから助かりましたが、ワンワン泣いてました。(そういえば私たちの式のエンドロールはエルトンジョンのyour songだったな)
というわけで、素晴らしい結婚式に招待してくれた二人には感謝しかありません。この二人に幸あれ、そしてこれからも変わらぬお付き合いをよろしくね!(ヤモリが出たらかけるからね!)
 

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