父のジャケットを英國屋で。④ (オボイストモデルもオーダーしました編)

Clothes

忙しかった3月もようやく終わろうとしています。休みも取れずにずっと動き回っていたため、帰ってくるとバタンキューで全くブログに向かうことが出来ずにおりました、申し訳ありません。書きたいこともたくさん溜まっているので、ぼちぼち更新ペースを元に戻していきたいと思います。

この日は父が頼んでいた英國屋のジャケットの納品、そして二着目の仮縫いの日。オボイストモデル改にThe ArmouryのSport Chinoを合わせてカジュアルな装いにしてみました。シャツはオボイストシャツのチャコールグレー、ジャケットはマーガレットハウエルのFox Brothersサマーウールです。

この日は妻も一緒に。三人を降ろしてから駐車場に車を入れ、お店に向かうとちょうど一着目を父が着ているところでした。E.トーマスのウールカシミア、とても優しい表情で父によく似合うジャケットが仕上がっていました。背中のラインが非常に美しい。

EIKOKUYAのブランドタグもシンプルながら格調高くて良い雰囲気。ライニングはブラックに近いダークネイビー。

左側にはE.トーマスのタグ。

一旦ウールカシミアのジャケットはガーメントバッグにしまってもらって、続いて春夏用に頼んだ二着目の仮縫いに。一着目の実績があるのでそれほど直しは必要ないとは思いますが、今回もフィッターの方がとても丁寧にチェックしてくれました。

今回初めて一緒に行った妻も「英國屋のお店の雰囲気、素敵だね」と言ってました。広々として落ち着いた空間、レディースのサンプルもいくつか置いてありました。長居するとついつい頼みたくなってきてしまいますので早めに退散。二着目の納品は今月後半です。担当のOさん曰く「次は涼しげな素材ですから、ご着用されるのはゴールデンウィーク明けくらいからがよろしいかもしれません」とのこと。

一旦仕舞っていただいた一着目ですが、この日は日陰では風が少し冷たく感じるちょうどいい天気でしたので、ケースから出して早速着ていました。

これで終わりかと思いきや、この日は名古屋から豊橋まで移動し次の目的地へ。豊橋といえばそう、Sewn shoe-makerですよね。定年退職する父に会社の方々がプレゼントを贈ってくれることになり、大体の予算と欲しいものを聞かれた際に「オボイストモデル」と言ってくれたようです。取りまとめしてくれている担当者の方も「息子さんも喜ばれますね」と快諾してくれて、母とお揃いで履けるオボイストモデルを父もオーダーすることになったのです。

車道脇に植えられた桜が満開です。前日嵐のような雨が降っていたので散ってしまったかと心配していましたが、移動中ではあるものの花見を楽しむことが出来ました。

Sewnの前のコインパーキングに車をとめてから、アーケードを歩いてまずは昼飯処を探します。たまたまランチ営業していたお店があったので入ってみることにしたのですが、後で聞いてみたところそろそろさんも時々行かれるお気に入りのお店だそうです。

ランチはとてもお値打ちで、妻はしょうが焼き、母は明太パスタ、私と父はおすすめのミックスフライ定食にしました。席数も元々少ないのか、個室でゆっくり食べることが出来ましたし、味もとても良かったです。Sewn近くでランチする際には是非。

食べ終わった後はSewnへ。父は初めての来店です。隆太さんは相変わらず忙しそう、この日に発送しなければならないというJUCOのサンダルを作りながら、私たちが着いてすぐにご来店されたお客様に完成した靴を納品していました。お客様対応中アトリエをぐるっと回ってみると、完成間近の初代オボイストモデルたちが並んでいました。

上の写真のブラックと、こちらのブラウンアンティークカーフで作られたオーナーは二足同時にオーダーをされたということです。私自身、今ブラックとブラウンスエードの二足を履いていて感じるのですが、正直色違いで二足オボイストモデルを持っていれば大体どんなシチュエーションでも対応出来ると思います。gohkitiさんがアンティークカーフのブラックで頼んでくれましたが、ブラウンはよりムラ感が楽しめますし私も完成が楽しみです。

オボイストモデル改は現在5足のオーダーをいただいております。中にはグレーのスエードでオーダーされた女性もいて、これまでになかったオボイストモデルが誕生する予定。また、4月にはメンズのサイズサンプルも完成する見込みですので、郵送対応も含め準備が整いましたら改めてアナウンスさせていただきます。

父は今回オボイストモデル改のヤヌスカーフでオーダー。私のものを試着したら問題なく履けそうだったのですが、幅と甲が若干私と比べて広く高く見えましたので隆太さんに採寸してもらいました。

父はジャケットのオーダーも今回が初めてでしたが、靴のオーダーもこれが初。隆太さんが慎重に測定していきます。帰りの車で父は隆太さんのことを「真面目そうな方だね」と評していました。Sewnの靴にも隆太さんの真面目さが顕れているように思います。

測ってもらったところ、やはり25.0をベースに幅と甲を調整することにしました。仕様は私のオボイストモデル改と同じく、ゴールドギボシにクレープソールと標準仕様。一回の仮縫いを挟んで完成は7~8月、会社の方にも写真などでお披露目するのが楽しみです。英國屋で頼んだどちらのジャケットとも、ダークブラウンスエードのオボイストモデル改はよく合いそうです。隆太さん、完成までよろしくお願いします!

コメント

  1. gohkiti より:

    オボイストさん、こんばんは!
    お父様のジャケット、まさに年齢を重ねた人にこそ似合うウールカシミヤ、素敵ですね!
    こうしてみると年代ごとに似合う服はやはり変わりますから、齢を重ねてもお洒落に気を付ける人は丁寧に生きているなぁと思い憧れます。
    それにしても、お父様もオボイストモデル!これは息子としても嬉しいですね(^^) まさに英国屋のジャケットに合わせたかのような組み合わせ、間違いなさそうです。
    オボイストモデルはブラウンアンティークカーフにグレースエード・・・どんどんと垂涎の靴が誕生しており、1足あるのに目移りしますね(苦笑)。
    着回しのしやすさも去ることながら、カスタマイズのし甲斐もあり、2足同時に作られた方の気持ちもわかる気がします。

    • oboist より:

      gohkitiさん、コメントありがとうございます♪

      仰る通り、年齢で似合う服は違うものだと今回実感しました。私が“自分で作るならコレ”と選んだ無地のブラウンの生地やブラックウォッチの生地などは、父の肩からかけると何か違う感じがするんですよね。ウールカシミアの方はまさにそれを感じて、おそらく私が着てもまだサマになりませんが、父の年代だからこそ似合う生地なのだと思います。しかしそうなると、私たちはいつまでもオーダーし続けるハメになりそうですね…恐ろしい

      オボイストモデルは本当に降って湧いたようなような話なのですが、ここ数年東京で仕事していた父が名古屋の事業所に少しだけ戻って定年まで働いたのですが、名古屋のメンバーからの贈り物だそうです。本当に便利な靴ですので、何足あっても良いですよね! グレーのスーパーバックでのご注文が最も気になります♪ 古くて傷みが激しい靴はいっそのこと処分してしまって、オボイストモデルをもう一足くらい受け入れてようかなあ…笑

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