先日Lapelで見たEDO&YUMEKAの絵がどうにも忘れられず、また、EDOさんが「見る時によって変わって見える」と仰っていた意味を知るためにも、時を置かずして再度Lapelに訪問してきました。
アトリエには船越さんの他に、事前に船越さんが私が絵を見に来ることを連絡をしておいてくれたためEDOさんと、原宿のパンクな店で働いていた異色の過去を持つ僧侶の方がいて、船越さんがコーヒーを淹れているところでした。
いくら無神経な私でも、流石に靴の客でも絵の客でも檀家でもないのに、職場から近いことをいいことに隙間時間を利用してお土産一つ持たずただ絵に圧倒されに行くというのもいかがなものなのだろう・・・と多少気が引けていたのですが、不思議なものでLapelのアトリエは、ふらふらっと似た者同士の魂が吸い寄せられて漂っているかのように、静かで優しさに満ちた時間が流れているのです。
船越さんの「いつでも来てください」という台詞には裏も表もなくただそのまま来るもの拒まずというスタンスのようで、それぞれが話し込んでいても無心で佇んでいても、背中でみんなの気配を感じ取りながら時々会話に参加したりしたりコーヒーを淹れたりしながら、しかし基本的には靴作りに没頭してくれていることがかえって他の者が安心して過ごすことの出来る秘密なのかもしれません。
今日も基本的にはEDOさんとの会話が中心でした。他人との付き合い方、絵のこと、音楽のこと・・・シンパシーを覚えずにはいられない。生きている道のりは全く違うはずなのに。どんな話題の時でも、私が自分の中に染み渡るまで無言で噛み砕いている間、ただ待っていてくれるのがとても心地良い。
“青い絵“は変わらずそこにあり、今日は幾分か優しく明るい雰囲気に感じました。少しこの場に慣れてきた自分の心象が影響しているのは間違い無いと思います。濾過されて美しく透き通った絵。
共鳴出来る者が自然と集まるLapelのアトリエ。行き過ぎ注意ですが、きっとまたお邪魔してしまうと思います。この空間に出会えたことは、今後私にとってとても意味のあることになるでしょう。
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