Sewn×RENDO×Oboist×靴磨きの少年 ⑤

Diary

イベント最終日。あいにくの雨の月曜日、それほどの集客は見込めないだろうし撤収もあるため4日目は17時まで。それでももしかしたら今日も読者の方が来てくれるかも?と期待して「これ、見たいんじゃないかな〜」と想像しながらコーディネートを選びました。世界で一つだけの珍傑作・ヴェトナムパクリシアのライダースジャケットに、オボイストシャツのチャコールグレーを選びました。靴とパンツはオボイストイベントなので固定ですが、3日目とは全然違った雰囲気をあえて狙ってみました。

ブログ移転前の記事なので写真消えてますが
パクリシア入手の経緯はこちら。

一方おかてつさんは、ナヤットのブラックのニットで。程よく力の抜けた雰囲気が、足元のブラックオボイストモデルとよくマッチしています。

11時のオープンから午前中はご来店はありませんでしたが、おかてつさんとお昼ご飯を食べて会場に戻ってからは少しずつ読者の方が遊びに来てくださいました。こちらの方も数年前から私のブログを読んでくれているようで、ブログきっかけでスージースヴェルトの財布をオーダーしお使いいただいているとのこと。Sewnのサイズサンプルをご試着されたり、Maruyasuのオボイストシャツについてもご案内したところ、「敷居が高いのかと思ってたけど、今度行ってみようかな。」と仰ってました。Maruyasuの安井さんはトップレベルに腰が低い!笑ので、初めての方も安心して行ってみてください。「オボイストのブログを見て」と伝えてもらえればオボイストシャツについてもすぐに分かるようになっておりますので♪

おかてつさんのご友人も革製品のケアにご来場いただきました。オボイストモデルやRENDOの価格帯を伝えると「思ったより高くないんですね」と驚かれた様子でした。修理をしながらずっと愛着を持って履いていけることを思えば、安いとは言いませんが充分に価値のあるお金の使い方になると思います。

「ブログを見て・・・」とご来店のこちらのお客様、私の初代オボイストモデルをご試着いただきました。「本当にスリッポンで履けるのかなって」と思われていたようで、実際に現物でご体感いただけたのはイベント開催した甲斐があったかなと思います。

とても品の良いクレドールの3針時計をされていて、なんとクロコのストラップは自作だそう。レザークラフトを嗜んでいらっしゃるようで、Susieの鈴木さんとも目打ちの種類などマニアックな話題で盛り上がっていました。前日の反省を活かして最終日はTYPE1Cとチェリーニを両方持って行きましたので、チェリーニに装着されているエレファントのストラップもご覧いただきました。「やはりプロの技は別格ですね」と感銘を受けられていたご様子でしたが、当のSusieは「オボイストさんストラップ頼むなら今度は僕よりお客様に頼んだ方が上手なんじゃない?」とこちらはこちらで完成度の高さに驚いていました。

Sewnのサンプルシューズを履きながらストックセール中の革小物を吟味し、オススメの名刺入れをご購入いただきました。じっくりお話が出来てとても楽しかったです♪

おかてつさんとお付き合いのあるコロンブス社の方も、遊びにいらしてくれました。名刺交換も出来ましたので、今後ケア用品で分からないことやリクエストがあった際は声をかけさせていただこうと思います。Sewnの隆太さんも染め用品に関してなど積極的に質問していました。

そして!きっと来てくださるだろうと勝手に思っていましたが、元料亭こと大塚さんもご来場いただきました。真摯な大塚さん、初めて見るというRENDOをじっくりと眺めていらっしゃいました。パストラルの西村さんも閉店より少し早く展示物の撤収に来ていて(17時からお客様にオボトラの納品だったようです)、大塚さんと久々の再会を果たされていました。

大塚さんはまだ金山にアトリエがあった頃に頼まれたというボレロのストレートチップと、ゴリゴリソールにカスタムされているオボイストモデルの2足をおかてつさんに磨いてもらいに来ていました。大塚さんのオボモを見て、おかてつさんも「戦車みたいだ」と驚嘆。雨の日の強い味方になってくれているはずです。

艶っぽく仕上がったボレロのシームレスヒールのストレートチップ。最近のボレロより少し全体に丸い雰囲気でしょうか、カントリー調のテイストもどこかに感じるような。

そして私自身も、実はまだ履いたことがなかったRENDOを初試着。実はRENDO×Sewnのコラボレーションが決まった時に相談を受けてご提案していた“ホールカット×ノルベジェーゼ”のコラボモデルは、置いてある状態よりも履かれた時に真価を発揮する素晴らしい靴でした。4アイレットのバランスもとても良いし、すっきり顔に凝った底付けという点も非常に好み。ちょっと今色々立て込んでいるので(笑)難しいですが、落ち着いたらこれはオーダーしたいと思ってます。

イベントを通じて職人同士の交流も生まれ、隔たりなくTeamとして過ごした4日間は終始和やかな雰囲気でした。W鈴木さんペア、Susie鈴木さんはノルベジェーゼ製法の底付けについてなど熱心に質問されていて、Sewn鈴木さんは「昨日のオボさんのブログ見てたら格好良いなって思って」とSusieのフォールディングクラッチのトープをご購入。

オボシャツ展示物の引き上げに来られたMaruyasuの安井さんとRENDOの吉見さん。昨日はすれ違いだったので改めてご挨拶。吉見さんはオボイストシャツの仕様を気に入ってくれて、翌日の朝Maruyasuアトリエを訪問しオーダーしてくれました。

こうして、イベントは無事終了。みんなで撤収・・・とても温かく居心地の良い空間だったので、なんだか寂しくなってしまいます。

・・・と、そこへ「インスタで見たんですけど、まだ大丈夫ですか?」とお客様がご来店。撤収しながらバタバタして申し訳ありませんでしたが、吉見さんにご対応いただき一足オーダーいただきました。最後のご褒美のようで無性に嬉しく感じました。

撤収後は近くのチェーン店で簡単に打ち上げを。「イベント、ありがとうございました」という旨のインスタ投稿を真剣に綴るSewnとRENDOの二人。短い文章でも考えるのにはとても時間がかかってしまうようで、何事にも手を抜けない職人さんらしい一種の不器用さを好ましく感じました。

「今度は東京でやりたいね」なんて話も。実現するかどうかはまだ分かりませんが、実際イベントにご来場されたお客様からも「オボイストモデル、どこで頼めるのか分からなくて」と仰る方が何名もいらっしゃいました。「オボイストブログからオボイストモデルを知った方」と「オボイスト以外の投稿からオボイストモデルを知った方」の割合がそろそろ逆転する頃なのかもしれません。まだまだ知名度の低い当ブログですから、RENDOの店舗などを間借りしてのオーダー会などを開くと関東方面の方にも一定の需要があるのかもしれません。今回のイベントを通じて学んだこともたくさんありましたので、次の機会に活かしながら、楽しくブログ運営を続けていけたらと思っています。

最後になりますが、ご来場いただいたお客様はもちろん、「残念ながら今回行けなかった」とわざわざご連絡いただいた方、イベント運営にご協力いただいたオボイストコラボプロダクツ関係者のみなさま、帰りの車で面白エピソードをカマしてくれたおかてつさん、そして主催してくれたRENDOの吉見さんとSewnの鈴木さん、本当にありがとうございました。これからもそれぞれの立場で、向上心を持って臆することなくチャレンジしていきましょう!

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