新年度初日、私は会社を休んで日帰り東京に向かってしまいました。新しい上司を迎える日でしたが、私の大切な仲間であるEDOandYUMEKAとSusieSveltが渋谷と代官山でエキシビションを行うということで、居ても立っても居られずなんとか仕事を調整して行って参りました。せっかくの東京なので他の予定も詰め込みまくって、充実の東京トリップとなりました。大ボリュームなのでいくつかの記事に分けてご紹介。
7時台の新幹線に乗りこだまでゆっくり東京へ。東京駅到着後すぐ落ち合ったのは、愛知で同じ市内に住んでいる汗だくさんご夫妻。タイミングよく汗だくさんはご友人の結婚式で、ぱにさんは仕事で東京へ来られていて早速合流。ぱにさんには愛知から持参した地元のお土産をわざわざ東京駅でお渡しし笑、別行動でここでお別れ。まずは私がずっと食べたいと思っていた渋谷の麺屋ぬかじさんへ汗だくさんと向かいます。
Twitterを中心に仲良くさせていただいているシューマンさんが「世界一美しい二郎系」と書かれていたぬかじ郎は前々から一度食べてみたくて、この日は前日の夜から食事内容を考え朝食も抜いてコンディションを整えて臨みました。汗だくさんは濃いグリーンのオボイストジャケット&オボイストトラウザーズに自作のグリーンのショルダーバッグで。
渋谷駅からしばらく歩いてぬかじさんに到着。開店直後ということもあって並んではいませんでしたが、店内は一巡目のお客さまで既に満席。券売機で先に食券を購入して待とうとすると・・・なんと、ぬかじ郎が×になってる!?なんで!?!?
軽いパニック状態に陥りながら店員さんに尋ねてみると「ちょうど昨日で終わったところなんです」と申し訳なさそうに教えてくれました。Instagramを見ると確かに3日前の投稿で「急ですが3月で終わります」と告知されている・・・事前チェック不足に己を呪いますが、気を取り直してつけ麺を注文。絶対にぬかじ郎を食べるつもり身体を作ってきたので大変ショックでしたが、代わりに注文したつけ麺も非常に美味しかったので結果オーライ。次回への期待がますます高まってしまいます。
ぬかじの後は銀座に移動し、名古屋で会ったばかりのナオキさんと合流。タイミングよく銀座にいらっしゃるということで、時計好きの汗だくさんとは話が合うだろうと思い3人で時計ブティックを巡ってみようかと。ナオキさんはリングヂャケットで仮縫いを終えたところだそうで、幾分かラフな装い。汗だくさんと私は東京の地理感が全くないので(私は全国どこにいても方向音痴なんだけど)、ナオキさんというガイドがついてくれて大変心強かったです。
スイスでは各社が時計の新作を発表し界隈が賑わっておりますが、銀座ならもしや新作も入荷しているのでは・・・?と、チューダーやIWCなどいくつかお店に入ってみます。残念ながら見たかった37mmのブラックベイやインヂュニアはありませんでしたが、さすが一等地に構えるお店の店員さんだけあって皆様とても知識が豊富で、説明も一流でした。この日汗だくさんの腕にはヴァシュロンがはまっていましたが、さすがに敷居が高くここに踏み入れる勇気は出ず、、、
「そういえば、妻はブランパンのムーンフェイズが次に買うなら欲しいと言っていたんですよね」という会話の流れで、最後はブランパンのブティックへ。スウォッチグループの時計ブランドが集合しているビルの下では、スタッフの方に目的のブランドを尋ねられその行き先専用のガラス張りのエレベーターで上がっていきます。この演出には否が応にも時計を買いに来た方の期待度は高まるはず。
ディスプレイされた時計を見ながら、主に汗だくさんとナオキさんによる各モデルの談義をふむふむと聞いていると、近くにいらした男性スタッフが「いやあ、皆さま本当にお詳しくていらっしゃる」と感心した様子で声をかけてくれました。実は汗だくさんにとってダイバーズウォッチの頂点はブランパンのフィフティファゾムス一択だそうで「ひと目見ただけでは、もしかして柔らかいんじゃないの?とさえ思える唯一無二のベゼル表面の作りからは狂気を感じるほどの作り込みで、あと少しサイズが小さければ他と迷うことは絶対にない」と言い切られていました。スタッフの方が奥の席に通してくれて、店頭にあったフィフティファゾムスを試着してみることに。
男性スタッフの方から詳細な説明を聞かせていただきます。汗だくさんをはじめ多くの方が惚れ込んでいるこの特殊なベゼルは開発も困難を極めたようで、この部分だけで完成させるまで2年もかかったそう。また商品を作るにも非常にシビアな作業の連続のようで、歩留まりの悪い大変なモデルなんだそうです。この方はストアマネージャーさんだったかな?とにかく自社のモデルに関わらず時計への愛がひしひしと伝わってくる素晴らしいスタッフさんで、汗だくさんのお手持ちの時計ラインナップを聞いてから「やはりダイバーズウォッチの中で出色の出来栄えですから、きっと他のお時計と一緒に使われてもフィフティファゾムスであれば物足りなさを感じることはないかと」と自信を持って勧められていました。また今年はフィフティファゾムス70周年イヤーでいくつか特別な時計も発売される見通しのようで、その内容についてはスタッフさんですらまだ分からないようですが、もしかしたら汗だくさんが求めるようなサイズダウンしたフィフティファゾムスが発売される・・・なんてこともなきにしもあらず、とスタッフさんを含めて4人の時計好きでひとしきり盛り上がっていました。やっぱりモノは誰から買うかが非常に重要で、今日という日の思い出が汗だくさんのいつかの後押しになってくれることと思います。ランゲ1を買って奥さまから「5年は新しい時計NG」を食らっているそうですが(むしろ5年で許されるのが本当に理解のある奥さまだなと感激)、今後のブランパンの動向次第では条約破棄もありえるかも・・・?笑 買うとなれば必ず一緒に銀座に来て、担当いただいたスタッフさんとお祝いしましょうね。
1時間強という短い時間ではありましたが、ナオキさんは元々ご友人とコーヒーショップのイベントに行く予定でしたのでこちらでお別れ。方向音痴な私をちゃんと銀座駅まで送ってくれて大変助かりました^^; 汗だくさんとはまだこの後少し行動を共にします。長くなってきたので次の目的地については次回。
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